※2022年8月撮影

トップ画像は、JR四国徳島線阿波半田駅。流石にJR四国木造駅舎ツアーでは最後の「あちゃ~遅かった!」です。

エントランス部分がユニークな木造駅舎がありました。しかし、2021年(令和3年)に旧木造駅舎は解体撤去。コロナ・ウイルス感染拡大で当初は2020年(令和2年)に計画していたツアーが2022年になってしまったコトが悔やまれます。2年前のリストで駅をまわっている筆者もアホですが。

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駅は徳島線の南側にあります。運行本数の少ない区間です。駅舎の簡易さが際立っている様な気がします。

※2022年8月撮影

ホームの方に行きます。

私事で恐縮ですが筆者は半田手延べ素麺が好物です。やや太めでコシの強い麺を夏は冷たくして、冬は熱い煮麺でいただきます。自宅近所のスーパーで偶然「徳島名産」と銘打って売られていたのを食べたのがきっかけでした。

黄色い矢印の先に「製造直売半田手延そうめん」と書かれています。実は阿波半田駅に来て、初めてふだん好んで食べている素麺の故郷だと知りました。

※2022年8月撮影

簡易駅舎をふり返ります。

※2022年8月撮影

隣の新しいトイレの方が駅舎っぽい雰囲気です。駅舎の中には木製ベンチがあるだけ、乗車券販売機や「運行情報等表示端末」はありません。

※2022年8月撮影

元は島式ホームだったことが如実なホーム。いつ交換設備が撤去されたのかは未詳です。

※2022年8月撮影

現状は単式ホーム。

※2022年8月撮影

阿波半田駅は、1914年(大正3年)開業。1987年(昭和62年)国鉄分割民営化でJR四国の駅になりました。

下り方面側に駅舎があります。

※2022年8月撮影

木造のホーム上屋が魅力的なので少し救われた気分になります。

※2022年8月撮影

天井は貼られていません。良いですねぇ。

※2022年8月撮影

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などはJR四国さんの許可をいただいて撮影しています。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)、『山陽・四国920駅』宮脇俊三・原田勝正編(小学館/1993)、『停車場変遷大事典 国鉄 JR編1-2』(JTBパブリッシング/1998)他を参照しています。

※タイトルは『木造駅舎』ですが、厳密に「構造として木造建築」の駅舎ではなく、筆者が気に入った駅舎を恣意的に選んでいます。明らかに木造建築と異なる場合でも、煩雑を避けるためタイトルは【木造駅舎コレクション】で進行します。悪しからずご了承ください。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいています。