小洒落た洋風駅舎 JR四国徳島線 阿波加茂駅【木造駅舎コレクション】172
※2022年8月撮影
トップ画像は、JR四国徳島線阿波加茂駅。洋風の駅舎です。
老朽化した駅舎を2023年中に解体撤去し簡易駅舎に改築するというJR四国の計画に対し、東みよし町の住民が反対署名を集めていると2022年(令和4年)12月の新聞記事で見ました。
現場で見た駅舎には古さを感じなかったので「老朽化」はちょっと意外でした。
駅舎は徳島線の北側、県道44号線に面しています。
※2022年8月撮影
駅舎の西側には藤棚。花の季節に再訪したいですね。
※2022年8月撮影
東側。駅舎に「加茂ふれあい館 さくらひろば」の看板。
※2022年8月撮影
駅舎前に「加茂の大クス」の案内。樹齢1000年と言われる国の特別天然記念物です。
※2022年8月撮影
駅舎東のフェンス越しにホームが見えました。「加茂の大クス」にちなんだ大きなクスノキがあります。ホームに大木というのはかなり珍しいと思います。
※2022年8月撮影
望遠レンズで駅名標。
※2022年8月撮影
駅は、1914年(大正3年)開業。1987年(昭和62年)国鉄分割民営化でJR四国の駅になりました。2012年(平成24年)東みよし町がJR四国から駅舎を借り国の交付金で改装し「加茂ふれあい館さくらひろば」をオープン。
駅出入口。建物財産標は見つけられませんでした。1914年(大正3年)開業時の駅舎だとすれば大幅に改修されています。
※2022年8月撮影
待合室には木製ベンチが置かれています。そのまま正面はホーム側の出入口。
※2022年8月撮影
「加茂ふれあい館さくらひろば」、談話している方がいらっしゃいました。
※2022年8月撮影
次回はホームに出ます。
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などはJR四国さんの許可をいただいて撮影しています。
※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)、『山陽・四国920駅』宮脇俊三・原田勝正編(小学館/1993)、『停車場変遷大事典 国鉄 JR編1-2』(JTBパブリッシング/1998)他を参照しています。
※タイトルは『木造駅舎』ですが、厳密に「構造として木造建築」の駅舎ではなく、筆者が気に入った駅舎を恣意的に選んでいます。明らかに木造建築と異なる場合でも、煩雑を避けるためタイトルは【木造駅舎コレクション】で進行します。悪しからずご了承ください。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいています。