2023年1月15日、常磐線いわき駅にJR東日本グループのスマートホテル「ホテルB4Tいわき」(※)が開業します。

交通系ICカードのSuicaやモバイルSuicaが客室キーになる「Suicaスマートロック」を採用。「Suica」によるセルフチェックインやルームインだけでなく、滞在中の相談事などはスマートフォンで24時間いつでも連絡できる仕組みなど、デジタルネイティブ層に向けてモバイル端末を活用した快適な顧客体験を提供します。

サービスの流れ、利用方法イメージ

B4Tの特徴は、無駄のない心地よい空間をリーズナブルな価格で提供できること。メトロポリタンホテルズ・ホテルメッツといったブランドで確立された「安全・安心・清潔さ」はそのままに、フロントの省人化・無人化 、複数棟の遠隔管理等のオペレーションの徹底的な効率化、客室設備・アメニティの見直し等を図りました。

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客室タイプ別の料金は、キャビンタイプ(5.5㎡)が3,800円~/96室、シングル(10.5㎡)が6,000円~/113室、ツイン(20㎡、記事冒頭の写真)が14,000円~/15室、2室のみのユニバーサル(30㎡)と1室のみのデラックスツイン(30㎡)はそれぞれ17,000円~(料金はいずれも税別)。なお、開業記念宿泊プランとして、3月31日までは全ての客室で宿泊価格が500円引きになります。

JR東日本グループは今回のB4T開業を2020年3月に全線開通を果たした常磐線復興の第2ステージとして位置づけており、同日開業するショッピングセンター「エスパルいわき」での地元企業とのタイアップ、常磐線特急物流への挑戦による地場産品の販路拡大など、地域と鉄道の持続的発展に向けいわき駅周辺の活性化に取り組むとしています。

なお、B4Tはその効率的な運営形態により、30室程度の少ない客室数でも出店が検討できるため、今後は首都圏の中間駅や地方都市、狭小な立地などにも出店エリアを広げていく予定だそうです。直近では2023年に赤羽と田端で開業。また、グループ外企業とのフランチャイズ方式での出店も目指します。

※ホテル名の「B」はBed、4Tには「Travel」「Train」「Time」「Trust」の4つのfor T――「旅行をする人のためのベッド」「電車移動の合間に休憩気分で利用できるベッド」「効率的に時間を過ごすためのベッド」「信頼、安全性があるベッド」の意味が込められています。