競争しない、表現しよう。

そこの角を曲がれば未来。

路地裏にインスピレーション。

人間は歩くコンセプトだ。

東京を愛で染めてやれ。

地球を動かしてるのはあなた。

―――そんなメッセージが添えられた現代詩アート作品が、銀座のあちこちに出現!

それが「GINZA POET-GRAPHY」 MV は5万再生超!

これ、銀座の未利用スペースを観光資源化し、新たな集客・回遊のモデルケースとするべく、東京クリエイティブサロン2023の一環として3月31日まで銀座エリアで展開された「GINZA POET-GRAPHY」。

東京クリエイティブサロン2023は、今年3月に都内6エリアで期間中さまざまなクリエイティブコンテンツが展開されたファッションとデザインの祭典。

銀座エリアでは代表的な商業施設のショーウィンドウをはじめ、空き店舗の壁面や工事現場の仮囲い、地下鉄・地下道の壁面、デジタルサイネージなど、計15か所に現代詩が出現した。

きっかけは新型コロナウイルスの影響によって銀座でも増加した空き店舗などの未利用スペースの存在。

銀座の街あちこちに、それぞれ異なるグラフィックデザイン的現代詩を掲出することで、令和の「銀ブラ」フォトスポットとして新たな集客・回遊のしかけづくりを行った。

また、それらの詩を組み合わせたミュージックビデオ(MV)もあわせて公開することで、「空き地×現代詩×音楽」というまったく新しい都市のメディア活用の事例に。

その MV は、街で見ると独立しているようにみえる言葉たちが音楽としてつながり、ひとつの大きなメッセージへと変化する姿を楽しめるということで、すでに5万再生を超えるほど注目を集めている。

この銀座エリアのクリエイティブディレクターは、新東通信の岸仲真氏が務めた。

17万人が注目、全国各地の新たな地域活性化のヒントに

この「GINZA POET-GRAPHY」は、全銀座会を中心に、地権者やゼネコン各社、東京都、国土交通省、中央区、さらには銀座の各商業施設・飲食店の協力・支援を得て、まさに銀座の街全体が “ワンチーム” となることで初めて実現した。

東京クリエイティブサロン2023は、全体で82万人の来場者数を記録し閉幕。

銀座エリアは17万人を超える人たちが、こうしたクリエイティブを体感したという。

この「GINZA POET-GRAPHY」をはじめとする今回の銀座エリアの取り組みが、全国各地の新たな地域活性化のヒントとなることが期待されている。

エグゼクティブクリエイティブディレクター
岸仲真

クリエイティブディレクター/コピーライター
LQVE(綿野賢、富永省吾)

アートディレクター/デザイナー
㎡(村上雅士、太田香織)

MV楽曲制作/演奏
一寸先闇バンド