添田駅では列車とBRTを同じホームで乗り換える「対面乗換」方式で運行

2023年8月28日(月)に開業予定の日田彦山線BRT(BRTひこぼしライン)、その運行ダイヤと運賃がJR九州から発表されました。

運行区間は3パターン

運行区間は添田~彦山間、筑前岩屋~日田間、添田~日田間の3パターンを設定。鉄道時代の約1.5倍の運行本数(32本)を確保しました。

平均所要時間は添田~彦山間が約16分、筑前岩屋~日田間が約59分、添田~日田間が約1時間32分で、学校や市役所経由の場合は所要時間が数分増えます。

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どの区間も鉄道(2017年度)と比較すると時間がかかりますが、朝の通学時間帯や日中時間帯・通勤通学時間帯に増便することで、通院や買い物、帰宅など日常で使いやすいよう設定されています。

鉄道との乗継割引も

普通運賃については、BRT区間で完結する場合は現行の鉄道普通運賃と同額、一部区間は鉄道より安くなります。

BRTと鉄道を乗り継ぐ場合は、鉄道普通運賃とBRT普通運賃を併算し、100円の乗継割引を適用します。たとえば池尻~添田~大行司間を通しで乗車する場合、池尻~添田間の鉄道普通運賃230円と添田~大行司間のBRT運賃400円を合計し、そこから100円を引いた530円となります。

現行の池尻~大行司間の鉄道普通運賃は570円ですから、乗継割引が適用されることで現行より少し安くなりますが、逆にやや割高になる区間も発生します。

BRT完結のきっぷおよびBRTと鉄道を乗り継ぐ区間のきっぷはJR九州の駅のみ発売。BRTと鉄道を乗り継ぐきっぷの発売区間は下の図の通りです。

定期運賃については、BRT完結およびBRTと鉄道を乗り継ぐ区間の定期運賃は、現行の鉄道定期運賃と同額となります。