JR東日本、久留里線の末端区間廃止へ 2025年度内に届出(千葉県)

2026年2月9日、JR東日本 千葉支社は、JR久留里線の久留里~上総亀山間について、2025年度内に鉄道事業の廃止届出を行うことを発表しました。利用者の減少が続き、1日あたりの平均通過人員が55人(2021年度)となっていた同区間。地域との協議を経て、鉄道からバス等へのモード転換がついに動き出します。房総半島ののどかな風景を走る鉄路の姿を記録できる時間は、残り少なくなっています。
久留里~上総亀山間の「鉄道廃止」へ
久留里線は、千葉県の木更津駅から上総亀山駅を結ぶ非電化路線です。廃止対象となる久留里~上総亀山間については、モータリゼーションの進展等により利用者が減少していました。JR東日本によると、2021年度時点での1日あたりの平均通過人員はわずか「55人」にとどまっており、鉄道という大量輸送機関の特性を維持できない状況が続いていました。
【参考】JR東日本の 赤字路線ランキング2024年度版!利用の少ない線区を公表、100円稼ぐのに2万円超の費用の路線も「営業係数」を解説(※2025年10月掲載)
https://tetsudo-ch.com/13015021.html
こうした状況を受け、JR東日本は2023年3月から君津市および千葉県に対し、総合的な交通体系に関する協議を申し入れ、検討を重ねてきました。その結果、2024年11月には「鉄道からバス等を中心とした新たな交通体系への転換が最適」であるとの方針が示されていました。
代替バス運行へ、JRが「18年間」の費用負担を表明
廃止後の地域の足をどう守るか。具体的な支援策も明らかになっています。2025年12月に開催された君津市地域公共交通会議において、住民説明会の意見を反映した代替バスの運行計画が報告されました。
JR東日本は代替バスの運営・運行にかかる費用について、「18年間分を負担する」ことを表明しました。費用負担等の詳細については、引き続き君津市と協議を進める予定です。
鉄道としての役割を終え、新たな交通体系へとバトンタッチする久留里線の末端区間。まだ乗ったことがない方は、ぜひ今のうちに足を運んでみてください。
(画像:PIXTA)
鉄道チャンネル編集部
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