◆家事・育児分担、収入や昇進など、日々ジェンダーギャップを感じる40代女性が6割強、性年代別で最多。

◆LGBTに関する教育・啓発は「足りていない」8割。

◆SDGs目標「ジェンダー平等」への関心は2割弱、「健康と福祉」「貧困」「海の豊かさ」「気候変動」への関心が高い。

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―――そんな調査結果を公表したのは、BIGLOBE(ビッグローブ)。

同社は6月初旬、全国の20代から50代の男女1000人を対象に「ジェンダーに関する意識調査」の結果を公表。その詳細をここでチェックしていこう。

家事・育児分担、収入や昇進など、日々ジェンダーギャップを感じる40代女性が6割強、性年代別で最多

全国の20代から50代の男女1,000人に「日々の生活でジェンダーギャップを感じるか」を質問すると、「感じる」「やや感じる」をあわせ、男性の4割、女性の5割が日々の生活でジェンダーギャップを感じるという結果に。

性年代別では40代女性(62.4%)が6割強と最も多く、男性との差が浮き彫りとなった。

「日々の生活でジェンダーギャップを感じる」と回答した人に、ジェンダーギャップを感じるシチュエーション、具体的に感じていることを聞くと(フリーコメント)以下のような回答があった。

(一部抜粋)

「結婚するときに男性は収入を見られるが女性はそうではない」

「男性だからより仕事をして高収入を得た方がよいなどと言われることが多い」

「女性専用車両があって男性専用車両がないのはおかしい」 (20代男性)

「仕事で力仕事は男がやるものだという概念がある」

「男性の方が昇進に有利」

「育休の取りやすさ」 (30代男性)

「女性管理職が少ない、いても形式的なものにとどまっている」

「仕事の待遇やプロスポーツの報酬」

「レディースデイなどの女性優遇」

「家事は女性が行うものという風潮があること」 (40代男性)

「政治家を見れば一目瞭然。議員の男女比。」

「仕事の振り分けの際にリーダー決定や役割分担等を従来の価値観で決めがち」

「トイレなど女性用の方が豪華」 (50代男性)

「夫が家事をするというと驚かれる」

「責任のあるポストは男性ばかりで年収の差も男女で大きい」

「共働きが浸透したとはいえ、女性の方が賃金が低い。また仕事、育児、家事3つを両立しなければいけない大変さを感じる」 (20代女性)

「田舎に行くと盆正月の親戚の集まりで、男性は飲み食いしているのに女性は働いているところ」

「女性専用車両を使うとき」

「主夫が少ない」 (30代女性)

「共働きでも、家事はほとんど妻がしなければならないこと」

「子供を産んだり育てている際に、結局母親が仕事を休んだり、学校行事には母親が参加しがちなこと」

「同じ仕事をしても男女で賃金に差がある」

「仕事でよい役職につくのはまだ男性が多い。」 (40代女性)

「育った環境が男だから女だからという考えがあった」

「女社長など言い方が嫌(男の社長は社長と呼ぶのに)」

「子育てによる、昇進の遅れ、諦め。家庭の家事分担の不平等」 (50代女性)

―――など、職場、家庭、公共交通機関、サービスなどの事例があがり、特に家事・育児の分担については女性のコメントが多くみられた。

続いて、「日本のジェンダーギャップ指数が低いことについて、解決すべきだと思うか」を質問すると、「思う」「やや思う」と回答した人は約7割に。

男性(60.4%)と女性(74.6%)で差がひらく結果となった。さらに、女性は年代が上がるにつれ、「思う」「やや思う」という割合が高まり、50代女性は9割近くにのぼった。

※世界経済フォーラムが発表した2022年のジェンダーギャップ指数の日本の総合順位は146か国中116位、2023年は146か国中125位

LGBTに関する教育・啓発は「足りていない」8割

全国の20代から50代の男女1,000人に「LGBTに関する教育・啓発について(社会全体でみて)」質問をしたところ、「足りていないと思う」(58.3%)、「まったく足りていないと思う」(20.6%)をあわせ「足りていない」と思う人は8割にのぼり、「十分できていると思う」「できていると思う」を大きく上回った。

※LGBTに関しては、LGBTなど性的少数者らへの理解増進法が6月23日施行

さらに、「今後の学校におけるLGBT教育について」質問をすると「しっかりと教育していくべき」(24.9%)、「少しは教育していくべき」(41.3%)は7割弱という結果に。一方、「わからない」も2割だった。

SDGs目標「ジェンダー平等」への関心は2割弱、「健康と福祉」「貧困」「海の豊かさ」「気候変動」への関心高く

全国の20代から50代の男女1,000人に「ジェンダーに関する意識調査」に関連しSDGsに関する質問を複数行った。

「SDGsの17の目標のうち関心があるもの(複数回答)」を聞くと、「すべての人に健康と福祉を」(34.3%)、「貧困をなくそう」(32%)、「海の豊かさを守ろう」(31.2%)、「気候変動に具体的な対策を」(30.1%)が上位に。「ジェンダー平等を実現しよう」(18.2%)は15位と他の目標に比べ関心が低い結果となった。

また、「SDGsに関する日々の意識」を質問すると、「日々生活や仕事で意識している」(12.7%)、「毎日ではないが生活や仕事で意識することがある」(36.9%)、「生活や仕事で意識することはない」(50.4%)と、半数の人がSDGsを意識していることが明らかに。

男性に比べ、女性の方が意識をしている割合が高く、年代別では50代が最も多く50代男性は6割、50代女性は7割弱だった。

さらに、SDGsを意識して生活や仕事をすることがあると回答した人に、意識していることを具体的に聞くと(フリーコメント)、「ジェンダーレスを意識して自分の発言に失礼がないか気をつけている」(40代女性)、「多様性を否定しない」(20代男性)といった回答もみられたが、「エコバックを使う」「物を無駄にせずリサイクルを心掛ける」「ゴミの分別」「マイボトルを持ち歩く」「生活ゴミを極力出さないように省梱包品の購入」「こまめに省エネに取り組んでいる」「フードロスを無くす」といった取り組みが、全年代で多くあげられた。

――― BIGLOBEでは、現代社会が何を課題と捉え、人々が何を必要としているのかを把握するために、若年から高齢の幅広い層に向けて、多様な角度から意識調査を実施中。

今回の調査結果を踏まえ BIGLOBE は、人と社会の多様な未来づくりに貢献する「SDGs Action by BIGLOBE」を推進していくという。