※2023年5月撮影

トップ画像は「天台宗別格本山 浮岳山昌楽院 深大寺」参道。人が少ない月曜日(神代植物公園が休園)の午後を狙って来ています。おそば屋さんもお休みが多いのはそのためです。

山門の階段を上ります。

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※2023年5月撮影

右に調布市教育委員会の案内がありました。

※2023年5月撮影

内容を写します。

「市重宝(建造物)

深大寺山門 指定 平成10年12月25日

桁行 3.55m

梁間 2.52m

建物は一間薬医門(いっけんやくいもん)、切妻造、茅葺である。主柱、控柱ともに丸柱、上下粽付(ちまきつき)、下に礎盤を履き、薬医門特有の前寄り屋根を構成する。

この門は和様を主調とするが、禅宗様(唐様)を併用し、一部に大仏様(天竺様)も巧みに取り入れた意匠的にも優れた建物である。

深大寺は、慶応元年(1865)の大火によって建物の大半を失った。この山門はその時の災禍を免れた建物の一つであって、寺で保管する元禄8年(1695)の棟札によって建立年代が明らかである。 平成13年12月12日建之 調布市教育委員会」

山門を入ると境内案内図があります。

※2023年5月撮影

山門を入って右側に「六畜観世音菩薩」。左手に何を持っておられるのでしょう。

※2023年5月撮影

鐘楼。山門のところで「慶応元年の大火」とありましたが、元の鐘楼は焼失し1870年(明治3年)に再建されたと深大寺のホームページに案内されています。

※2023年5月撮影

鐘楼の北側に茅葺きの本坊旧庫裏。

※2023年5月撮影

幕末の大火で焼失した本堂は、1919年(大正8年)に再建されています。深大寺のサイトでは「平成15年には大屋根大改修工事をおこない、瓦屋根より銅板葺本瓦棒葺きになり本堂外観を一新し、偉容をほこっています。」

※2023年5月撮影

筆者は、実家が近い事もあって毎年の様にお札をいただきにきていました。本堂の中で高く炎を巻き上げながらお坊様が強く読経する迫力のあるものです。

こちらは「なんじゃもんじゃの木」の巨木。白い花の咲いている時は、雪が積もった様でそれは見事です。残念ながら開花期を過ぎています。

※2023年5月撮影

手水で手と口を浄めて「元三大師堂」に御参りします。

※2023年5月撮影

深大寺、次回も続きます。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。

※参照資料

・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)

・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他

下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました

・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)

・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)