新幹線開業前夜、北陸の新たな始発駅 終着駅_敦賀の時間を全力で楽しむ話題を紹介! 鉄道物件から福井土産までがっつりチェックしていこう
2024年春、ここ敦賀が、北陸の始発駅・終着駅になる―――。
中条あやみ が「もうすぐっと」と伝える新CMも始まり、いよいよ開業まで4か月を切った北陸新幹線 金沢~敦賀 延伸開業。
この北陸新幹線延伸で、新たな終着駅・始発駅になるのが、福井県のまんなかに位置する港町―――敦賀。
開業後は在来線と新幹線の乗換駅になり、がぜん途中下車してゆっくりめぐたい観光地になるうえ、ビジネスや2拠点移住地の拠点としても注目を集め、すでに視察・見学者の姿もあるという。
そんな敦賀は、北陸新幹線の駅になるはるか前から、ユーラシア大陸を経てヨーロッパへと渡る“鉄路の要衝”だった。
いまから111年前の1912(明治45)年、東京とユーラシア大陸を経てヨーロッパへとつなぐ欧亜国際連絡列車が、ここ敦賀を発着していた。
日本の旅人は、はるか先のヨーロッパをめざし、東京から敦賀まで欧亜国際連絡列車で鉄道で行き、敦賀港からウラジオストク(ロシア)へ船で渡り、そこからシベリア鉄道の列車に乗ってヨーロッパ各地へと旅することができた―――。
そこで今回は、北陸新幹線 敦賀駅開業後に、欧亜国際連絡列車時代を体感できるスポットや、福井の“絶品おみやげ”をチェックしていこう↓↓↓
北陸線の歴史がすべてわかる、敦賀鉄道資料館
ここはもう、鉄道好きや旅好きは絶対に立ち寄るべき資料館。
欧亜国際連絡列車時代の貴重な資料が惜しみなく展示されている。
たとえば、欧亜国際連絡列車時代の敦賀港駅のジオラマや、敦賀機関区の模型、敦賀まで直流電化した経緯とエピソードなど、北陸線沿線の歴史がぎゅっと詰まってる。
もちろん、欧亜国際連絡列車の旅がわかる資料・関連実物展示もとにかくいろいろある。この歴史ロマンが、泣ける。
―――ここをスルーして北陸新幹線・特急サンダーバード&しらさぎ には乗れないぞ!
Googleマップ「敦賀鉄道資料館(旧敦賀港駅舎)」で検索。
敦賀鉄道資料館すぐちかくの敦賀赤レンガ倉庫もマスト
そして敦賀鉄道資料館から歩いてすぐの、敦賀赤レンガ倉庫も、ガチでスルーできない。
ここも、欧亜国際連絡列車時代の面影を残す、鉄道遺構のひとつ。
敦賀赤レンガ倉庫には、明治後期から昭和初期にかけての敦賀のまちなみを鉄道と港のジオラマで再現し、運転体験やライブ映像、ARなどのエンターテイメントで、敦賀の歴史を楽しく学べる「国内最大級の鉄道ジオラマ」がある。
また、アジアや大陸ヨーロッパを結ぶ港まちとしての歴史にちなみ、赤レンガ倉庫のレンガ造りの古き佇まいを最大限に活かしたレストランも訪問マスト。
さらに、レンガ倉庫の横には、かつて急行 わかさ として小浜線で活躍した キハ28 1019(富士重工製)もいる。
すべてが鉄分100%。北陸新幹線 敦賀延伸後は、ここを寄らずして、どうする???
Googleマップ「敦賀赤レンガ倉庫」で検索。
―――この敦賀鉄道資料館と敦賀赤レンガ倉庫は、敦賀で途中下車してマスト!
ここからは、まだまらある「敦賀の鉄道物件」をチェックしていこう↓↓↓
明治期の鉄道運行を支えた、ランプ・灯油を保管・管理するランプ小屋
鉄道現場に電灯がまだない明治15年のころ。鉄道車両や信号などには、石油ランプが使われていた。
その重要な役目を担うのが、鉄道用ランプ。燃料となる石油やランプを保管・管理し、注油などの作業を行う場所が、このランプ小屋。
この緑と赤のランプを組み合わせ方で、旅客列車・臨時旅客列車・貨物列車・臨時貨物列車・バラスト列車・旅客貨物混合列車などがわかるように、車両前面などにランプを配置していた。
142年前、明治14年にできた鉄路の跡
北陸新幹線 金沢~敦賀 延伸開業まで半年の現在の敦賀駅は、北陸線 金沢方面に向いて山側にある。
初代敦賀駅は、山側に向くいまの敦賀駅と違い、海側に向いて配置された。いまの敦賀駅から1km北、氣比神宮のあたり。
その名残が、スギドラッグ 敦賀駅前店付近にある、1881(明治14)年につくられた、「眼鏡橋」。
この眼鏡橋に垂直に載っかるように線路が敷かれ、金沢じゃなくて敦賀港をめざして線路が延びていた。
―――こんな鉄道遺構がいろいろある敦賀。ここで福井を旅するなら「これ買っていこうよ!」と思うお土産や旨いものを、ダダダッと紹介しよう↓↓↓
西武福井店で売ってる地物が旨い!
全国にあった西武百貨店。いまや縮小傾向にあるなか、西武福井店はいまだ元気。ここでゲットできた地元産「刺身盛り合わせ」や、「いか下足 唐揚げ」は、ここでしか体感できない味・食感!
福井の地酒と旨いイカ塩辛を
そして北陸といえば酒。福井の地酒「越前岬 Honami」と、福井県内で売ってる新鮮コリッコリの「いかの塩辛」で一杯やるのが、おすすめ。
福井の美しい風景、出会った人情を思い出しながら、一献傾ける時間も、至福。
一乃松「牛めし」でシメてもいい!
最後は、一乃松「牛めし」でシメてもいいかも。950円で。これも旨い!
―――これからもっともっと、福井が旨いし楽しいし、移住したいし……になるはず。
北陸新幹線 金沢~敦賀 延伸でさらにニッポンの旅がブーストするいま。福井の魅力に、注目だ。
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