東京~新大阪間の移動に欠かせない東海道新幹線。出張の多いビジネスパーソンなら、新幹線のネット予約ができる「EXサービス」を使っている人も多いはず。

「EXサービス」には入会申込と会員登録が必要な「エクスプレス予約」とすぐに使える年会費無料の「スマートEX」があり、筆者は会社都合で「エクスプレス予約」の方を使用しています。

仕事用のiPhoneのブラウザで「エクスプレス予約」のサイトにログインし、乗りたい列車を選んで座席を指定、クレジットカードでお支払い。改札を通過する際もきっぷを受け取らずにICカードで行けますので、

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「駅に着いてから新幹線が出るまで10分しかない!」

なんて状況でも券売機を経由せずにそのまま乗車できるので安心感があります。

山手線の車内で予約して品川からすぐ新幹線に乗ったり、新大阪駅で飲みながらスマホをぽちぽちして帰りの列車を決めたりと、慣れてくると便利なサービスです。いざというときは手数料無料で列車の変更もできますから、先に買っておいて間に合いそうにないと分かった時点で後続の列車に変更、というスタイルの方もいらっしゃるでしょう。

そんなビジネスパーソン御用達の「EXサービス」ですが、ついこの間の出張で久々に使ってみて、地味に嬉しいアップデートが行われていることに気付きました。

スマートフォン(iPhone)のエクスプレス予約画面

「N700S」と「N700A」が一目で分かるようになってる!

「N700S」は2020年7月から運行を開始した東海道新幹線の新型車両。乗り心地が改善されており、全座席にコンセントを設置しています。しかしながらその運行予定は、これまでJR東海ホームページの「鉄道のご利用について」>「東海道・山陽新幹線の時刻表」>「本日の”N700S”運行予定・設備のご案内」(PDF)で確認できましたが、「EXサービス」上では区別がつきませんでした。

そのため「どうしてもコンセントのある席を確保したい!」「同じ料金でよりサービスの良い車両に乗りたい」というときはJR東海ホームページで運行予定を確認してブラウザの別タブで列車を予約して……と若干面倒なことをやらねばならなかったのですが、もうそんなことをする必要はありません。SNSを軽く検索してみると「『スマートEX』でN700Sが選べるようになってる!」といった喜びの声も見つかります。

JR東海東京広報室に確認したところ、このアップデートは2023年9月に行われたそう。変更の理由については何か特別な事情があったというわけではなく、単純に「N700S」の投入数が増えてきたのが大きいようです。参考までに、JR東海の「N700S」投入数は、2023年度末時点で累計42編成に到達する見込みです。

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