JR西日本の特急「やくも」用新型車両273系

JR西日本はこのほど、特急「やくも」用の新型車両273系について、ダイヤ改正後の2024年4月6日(土)から順次投入すると発表しました(JRグループは2024年3月16日にダイヤ改正を実施)。

273系はブロンズの車体が印象的な特急形直流電車。国内初の「車上型の制御付自然振り子方式」を導入しており、乗り心地を向上させています。また車内Wi-Fiや全席へのコンセント設置で快適な利用環境を整えており、グループ向け座席「セミコンパートメント」も備えるなど、ビジネスや旅行など様々な用途に対応できる車両として仕上げられました。

273系のセミコンパートメント

特急「やくも」については、3月16日のダイヤ改正時点で新幹線との接続に見直しが入り、近畿圏~米子・出雲エリアの所要時間を最大14分短縮します。最速達列車なら新大阪駅~米子駅間は2時間59分(平均3時間10分)、同じく東京駅~米子駅間は最速5時間23分(平均5時間40分)となります。

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また、特急「やくも」の1日あたりの運転本数にも変更が入ります。現在は月曜日~木曜日が1日12往復(最大15往復)、金曜日・土休日が1日15往復ですが、改正後は週末を中心に運転していた臨時列車を毎日運転することで、岡山駅~出雲市駅間を1日15往復とします。ただし、特急「やくも」12・13・16・17・28・29 号は、利用状況により運転を取り止める場合があります。

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