茨城県の第三セクター・ひたちなか海浜鉄道の「キハ205」を貸切運行し、同社としては初の夜行列車を運行するツアーが読売旅行から発売されています。出発日は10月19日(土)・26日(土)。

キハ205は1965(昭和40)年に製造された、約60歳の人気車両。ツアーでは終電後・始発前のシークレット特別運行、那珂湊駅での通称「バカ停」(長時間停車)など、キハ205車内で一晩過ごせるメニューを揃えました。

参加者限定で那珂湊車両基地「夜間撮影会」も開催。過去のヘッドマーク掲示やエンジン始動、同じく引退間近の「ミキ300」の撮影などが楽しめます。参加者には特典として硬券記念乗車証、写真集「キハ205の記憶」、記念スタフを進呈。また2日目朝解散後も利用できる1日乗車券も付きます。

お食事はひたちなか名物「みなとのたこめし」弁当の夕食、那珂湊駅前「日の出屋食堂」のもつ煮の夜食、ほしいも神社で地元ひたちなかの名店「サザコーヒー」のモーニングなど。飲酒はできませんが、夜行列車に乗って地元グルメも満喫できるツアーとなっています。

募集人員は各日22名。申込はweb限定で、読売旅行のサイトで受け付けています。代金は両日とも25,000円。未成年者の予約には親権者の同意書が必要となり、15歳未満の方は保護者が同行する必要があります。

ひたちなか海浜鉄道はJR東日本と「キハ100形気動車」3両の譲渡契約を締結しており、キハ205はこれらの導入により置き換えられる予定です。

(写真:Jun Kaida / PIXTA)

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