建替え工事が進められてきたJR広島駅の新駅ビルが、2025年3月24日(月)に開業します。

商業施設名は「minamoa(ミナモア)」。河川とともに発展した「水の都ひろしま」の川の水面のゆらめきと、瀬戸内の柔らかな陽の光を受けて輝く海の水面のきらめきなどの「ミナモ」、「みんなの駅ビル」と感じてもらいたい想いの「ミナ」、”もっと”多くの人が集まる、”もっと”生活を豊かにするといった想いの「モア」といったキーワードを組み合わせました。

ミナモアは「全館カフェ」や「日常の中の冒険」など6つの言葉をコンセプトキーワードとして掲げた、「“人”と“街”を徹底的に知ることから生まれた“広島ならでは”のショッピングセンター」です。

地下1階から6階がショッピングセンター、7階が映画館というフロア構成で、コンセプトに「全館カフェ」とある通り、各階に飲食店が出店しています。

ミナモア立面図

地下1階、1階はドラックストアや飲食店、お土産屋などが出店。通勤、通学などで広島駅を利用する人だけでなく、観光やビジネスで広島駅に来た人にも便利な店舗が集まるフロアになっています。

2階、3階はフロアが東側、西側の2つに分かれています。2階の東側はekieのザッカマルシェと繋がっており、ekieとの行き来にも便利です。

2階西側に出店する、チーズスイーツを提供する洋菓子店「山ノチーズ」は、西日本エリアで初の常設店。このほかにもフレグランスアイテムなどを販売している「SHIRO」(2階東側)や、レディス・メンズファッションを取り扱う「Bshop」(3階東側)など、多くの店舗が中四国エリア初出店となります。

4階、5階はライフスタイルなどを扱うフロア、6階は飲食フロア「ミナモアダイニング」。ミナモアダイニングはワンフロアに中四国エリア最大級の31店舗が揃い、どこか親しみやすい町筋のような雰囲気が漂う「カンパイ横丁」も注目を集めます。

路面電車の乗り入れ時期は?

新たな広島駅ビルの特徴は、何といっても2階広場に路面電車が乗り入れること。

広島駅と紙屋町・八丁堀地区間の所要時間の短縮などを図る広島電鉄の「駅前大橋ルート」は、2025年春の開業を目指して整備が進められてきましたが、今回の発表では乗り入れ時期に関する情報はありませんでした。

市によりますと、工事工程の調整等を行った結果、この駅前大橋ルートの供用は駅ビルの開業から数か月ほど遅れる見込みということです。

(画像:JR西日本)

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