11月末ラストランのトロリーバスや絶景の黒部ダム、標高2,450mの駅……「新・鉄道ひとり旅」237回目の舞台は富山県・長野県を結ぶ「立山黒部アルペンルート」
鉄道BIG4のダーリンハニー吉川正洋さんらが全国鉄道をぶらりひとり旅して回る。そんな「新・鉄道ひとり旅」も237回目を迎えます。
スカパー!「鉄道チャンネル」(Ch.546)での初回放送は2024年11月9日(土)夜10時から。今回の舞台は富山県・長野県にまたがる「立山黒部アルペンルート」。富山県 立山駅~長野県 扇沢駅までの36.6kmをさまざまな乗り物で結びます。
ひとり旅初登場となる「立山黒部アルペンルート」。今日はいつもと少しだけ違う旅になりそうです。
まずはかわいい見た目の「立山ケーブルカー」に乗って富山県 立山駅(標高475m)を出発。ケーブルカー内では説明の放送が流れ、ぐんぐんと上っていきます。線路を見ると「つるべ式」になってるのが見えました。
何度も「急」と言ってしまう吉川さん。物凄く急な登り道です。
そんな急な登り道を上り切った先、美女平駅(標高977m)に到着。あっという間に、500m近く上ったことに驚きます。駅構内にはケーブルカーなどの写真や、展示物が飾ってありました。
お次は「立山高原バス」で上っていきます。見どころでは徐行運転もしてもらえて、ありがたい。説明の放送を聞きながら室堂駅(標高2,450m)に到着。室堂にはホテルやお土産屋さん、レストランがあり、ここで腹ごしらえ。
さて、お腹も満たされたし、少し外をぶらりと行きましょう。歩いた先の景色を絡めたダジャレを飛ばす吉川さん。笑いながら散策して、パシャリ。写真を撮らずにはいられない景色です。
次の大観峰駅までは、日本最古の『トロリーバス』で向かいます。トロリーバスは「スイカは野菜と果物どっちでしょう?」と思うのと同じくらい、「バスと電車、どっちに分類すればいい?」と悩んでしまうような乗りものです。見た目はバス、名前にバスの文字、架線からの電気で走る……答えは本編で。
なお、この「立山トンネルトロリーバス」は2024年11月30日(土)をもって運行を終了します。今後はトロリーバスの代替として電気バスを導入する予定となっています。放送から運行終了までおよそ3週間ほど、最後の思い出作りのチャンスです。
さて、ここから先は下へ下へと下る旅。トロリーバスからロープウェイに乗り継いで黒部平駅へ、お次はケーブルカーで黒部湖駅へ向かいます。
着いた先では「これ見たことある!」と画面に指さしてしまうかもしれません。そう、黒部ダムです。今から61年前の1963年にできたダムですから、人間にしたら還暦を迎えてますね。
雄大な黒部ダムの見学を終えると、今度は電気バス乗り場へ。このバスは、富山県~長野県のトンネルを結ぶ貫通点を通って終点 扇沢駅へ向かいます。
気持ちの良い空気を目一杯、体に取り入れ、どの場所からも見渡す限りに広がる山々に心からの声が口からこぼれる旅となりました。
次なる列車が吉川さんを呼んでるよ。次はいずこへ?
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