新型車両700形イメージ

江ノ島電鉄(神奈川県藤沢市)は24日、新型車両「700形」を導入すると発表しました。2026年度の運用開始を予定しており、同社における新型車両の導入は2006年の500形以来20年ぶりとなります。

既存の1000形に代わる「次世代を担う車両」という位置付けで、開発コンセプトは「日常から非日常まで 想いを紡ぐ ENODEN」――沿線に暮らす人々と、鎌倉・江の島を訪れる人々、それぞれの想いやときめきを紡ぐ存在となる明るく未来志向の車両を目指すといいます。

エクステリアは傾斜した大きな前面ガラスやシャープなアイラインにより未来を見据えた新しいデザインとし、前面ガラス拡大により視界を広げ湘南の眺望を意識。また、窓には鉄道車両で初めて採用するフィルムを貼ることで、飛散防止を図るとともにまぶしさを抑え色鮮やかな景色を楽しめるようにします。

インテリアも美しい海沿いの景色を楽しめるよう、海側を向く座席配置とします。座席や床の色は鎌倉・江ノ島をイメージした3つのテーマカラー「江ノ電グリーン」「江の島ブルー」「鎌倉ストーングレー」を採用。

[江ノ電グリーン] タンコロから歴代車両へと続く伝統色
[江の島ブルー] 美しい海沿いの景色をイメージ
[鎌倉ストーングレー] 古都鎌倉のゆとりや落ち着きを感じさせる色合い

VVVFインバータ制御装置や回生ブレーキを採用することで、既存の1000形(抵抗制御車)比較で消費電力量を約49%削減。車内には防犯カメラや通話型の非常通報装置を設置、バリアフリーにも対応します。

(画像:江ノ島電鉄)

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