JR西日本が誇る観光列車「はなあかり」が、3月20日(金)より広島・宮島・岩国エリアで運行を開始します。2026年の春は、広島駅~岩国駅を結び、車内では宮島の老舗「やまだ屋」の銘菓や伝統の「ひろしま神楽」の展示などのおもてなしが用意されています。この記事では、駅の窓口では手に入らない特別なチケットの予約方法や、独自の車内サービスやダイヤなどの情報をお届けします。

【2026年春~初夏】観光列車「はなあかり」広島エリア運行のポイント
運行期間:2026年3月20日(金)~6月28日(日)の土日祝中心(計32日間)、区間:広島~宮島口~岩国(1日1往復)、特典:全員に「やまだ屋」銘菓セット提供、展示:2号車サロンにて「ひろしま神楽」の小道具や衣装を展示、予約:tabiwa トラベル限定(みどりの窓口での販売なし)

観光列車「はなあかり」2026年春は広島・宮島・岩国エリアへ

季節ごとに西日本各地を巡り、地域とお客様の縁を結ぶ観光列車「はなあかり」。2026年春~初夏にかけての運行区間は、歴史と文化が息づく広島、世界遺産を擁する宮島口、そして錦帯橋の絶景が待つ岩国を結ぶルートに決定しました。最高級とされる「檳榔子染(びんろうじぞめ)」色をまとった気品ある車両が、瀬戸内の名立たる観光地を駆け抜けます。

運行スケジュールと時刻表

運行期間は2026年3月20日(金)~6月28日(日)までの土日祝日を中心とした計32日間で、各日1往復の運転となります。気になる運転時刻は以下の通りです。
下り(岩国行き):広島10:05発⇒宮島口10:51着/10:53発⇒岩国11:11着
上り(広島行き):岩国17:00発⇒宮島口17:23着/17:45発⇒広島18:14着

運転計画(イメージ)

車内で楽しむ「広島」ならではの特別なおもてなし

「はなあかり」の最大の魅力は、乗車した瞬間から始まる地域ならではの特別な体験です。

老舗の味と伝統芸能に触れる

乗客全員に、宮島の老舗「やまだ屋」が手掛けた「もみじ饅頭(チョコもみじ)」と「桐葉菓(とうようか)」のセットがオリジナルパッケージで提供されます。

車内でのおもてなし(イメージ)

さらに2号車サロンでは、広島が誇る伝統芸能「ひろしま神楽」の特別展示を実施。実際の公演で使用される小道具に触れることができるほか、アテンダントによる車内販売では、神楽の小面やマグネットなどのコラボグッズ、広島北ビール(はっさくビール)など、沿線の魅力がたっぷり詰まった商品が並びます。乗車記念の特別記念乗車証(スタンプ台紙付き)やオリジナルノベルティも用意されており、旅の思い出を形として持ち帰ることができるのも嬉しいポイントです。

イメージ
車内販売(イメージ)

チケットはみどりの窓口ではなく旅行商品として発売

注意したいのは、2026年春の「はなあかり」乗車チケットは、全国の駅のみどりの窓口や券売機、e5489では購入できないという点です。

料金と予約方法の注意点

乗車には、JR西日本グループが提供する「tabiwaトラベル」などで販売される専用の旅行商品(チケットレス特急券・グリーン券)を購入する必要があります。

旅行代金(おとな・こども同額、乗車券別)は以下の通りです。
・グリーン車・グリーン車ボックス席利用:4,200円
・スーペリアグリーン席利用:6,900円

利用には別途乗車区間の乗車券(ICカードや一部のフリー乗車券含む)が必要となるため、事前の準備をお忘れなく。

地域共生型観光列車の新たな可能性

観光列車は単なる移動手段ではなく、その土地の文化や食を深く知るための「動くパビリオン」としての役割を強めています。今回の「はなあかり」が宮島の老舗和菓子店や伝統芸能である「ひろしま神楽」とコラボレーションしたことは、単なる車内サービスに留まらず、乗客に「下車後もその地域を巡ってみたい」と思わせる強力な動機付けとなるでしょう。

また、特急券を旅行商品として「tabiwaトラベル」に集約する販売手法は、デジタル化を推進しつつ、確実にターゲット層へ特別な体験を提供するJR西日本のしたたかな戦略とも言えます。海外OTAを通じたインバウンド需要も見据え、日本の繊細な美意識と地域の活力を発信する「はなあかり」は、鉄道旅の新しいスタンダードを提示しています。

運行開始となる春の「はなあかり」。心地よい揺れに身を任せながら、広島・山口エリアの新たな魅力を発見する特別な週末を過ごしてみてはいかがでしょうか?
(画像:JR西日本)

鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

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