東海道新幹線に加え、相鉄・東急新横浜線の開業でますます交通利便性が高まる新横浜エリアに、新たな街づくりの動きです。西武不動産とマクニカは、2027年3月に営業を終了する「新横浜プリンスペペ」跡地の売買契約を締結し、共同で次世代の都市空間を整備すると発表しました。
跡地には、半導体やAI、自動運転などを扱う世界的な技術商社マクニカがオフィスやショールームを備えた新社屋を建設する予定で、今後バリューアップが検討される「新横浜プリンスホテル」との敷地間に、誰もが自由に行き交い憩える「コミュニティ・プロムナード」が整備されます。
西武グループのホスピタリティとマクニカの最先端テクノロジーが融合しするこの新たな場所の概要をご紹介します。

新横浜プリンスペペ跡地に新たなコミュニティ空間が誕生

新横浜駅徒歩2分という好立地に建つ商業施設「新横浜プリンスペペ」 は、1992年の開業から、新横浜駅前の顔として親しまれてきました。現在も約60店舗が営業を続けている同施設ですが、2026年2月に発表された通り、2027年3月をもって営業を終了します。今回、西武不動産とその跡地の売買契約を結んだのが、新横浜に本社を置き、半導体やAI、自動運転などの最先端技術を社会実装するグローバル企業マクニカです。なお、隣接する新横浜プリンスホテルは、引き続き営業が継続されます。

計画段階の完成イメージ(左:新横浜プリンスホテル、右:マクニカ新社屋(建設予定))

マクニカ新社屋と「コミュニティ・プロムナード」の概要

マクニカは取得した横浜市港北区新横浜三丁目の用地に、オフィスやショールームを備えた14階建ての新社屋を建設する予定です。さらに注目すべきは、今後バリューアップが検討されている「新横浜プリンスホテル」と、このマクニカ新社屋の敷地間に、誰もが自由に行き交い憩える「コミュニティ・プロムナード」が整備される点です。

西武グループが長年培ってきた不動産開発やホテル・レジャー事業のノウハウと、マクニカの世界最先端テクノロジーを掛け合わせることで、未来社会に向けた実験的な取り組みが行われる予定です。単なるビルの建て替えにとどまらず、行政や地域住民とも連携し、新横浜エリア全体に新たな賑わいをもたらす一体的な街づくりが推進されます。

交通の結節点「新横浜」が魅せる近未来の都市体験

横浜アリーナや新横浜ラーメン博物館、そして日産スタジアムという高い集客力を誇る施設が揃う新横浜エリアですが、近年の変化には目を見張るものがあります。2023年に開業した相鉄・東急新横浜線により、渋谷や目黒、さらにその先の都心各方面や埼玉県内、そして神奈川県央エリアから1本の列車でダイレクトに結ばれるようになり、そのアクセス力が大きく向上しました。東海道新幹線の停車駅としての圧倒的な拠点性に、広域ネットワークが加わったことで「単なる通過点」から「わざわざ訪れる目的地」へと変わりつつあります。

【参考】祝開業 相鉄・東急新横浜線「新横浜駅」には多くの人出が!「そうにゃん」と「のるるん」の登場に大歓声! 開業当日に行ってみたよ(※2023年3月掲載) https://tetsudo-ch.com/12876753.html

案内図(イメージ)

相鉄・東急新線開業で高まる拠点性と未来への期待

今回の西武不動産とマクニカの協働は、この優れたアクセス網を背景に、新横浜を「未来体験ができる街」へと押し上げる起爆剤になり得ます。例えば、マクニカが強みとする自動運転モビリティやAIを駆使したスマートな回遊システムが、駅前からプロムナード、さらには横浜アリーナ方面へと導入されれば、列車を降りた直後から近未来の移動体験が待っているかもしれません。
また、西武グループのホスピタリティが融合することで、無機質なテクノロジー空間ではなく、人が心地よく滞在できる温かみのあるエリアになることが期待されます。ショッピングやイベントの合間に、最新の技術に触れながらくつろげる新たな駅前空間は、週末のおでかけ先としても非常に魅力的です。

今後の詳細な計画がどのように発表されていくのか。新線開業で熱を帯びる新横浜のさらなる進化から目が離せません。新幹線を降りて、あるいは私鉄の直通列車に乗って、次世代の街並みを歩く日が今から楽しみですね。

(画像:西武不動産、マクニカ)

鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

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