豪華絢爛な山車を楽しむユネスコ遺産「八戸三社大祭」!釜石・宮古など夏の東北を巡る観光列車「ひなび(陽旅)」 2026年は7/31八戸への運行も

「東北の夏」を鮮やかに彩る祭りが開催される行楽シーズンがやってきます。JR東日本は、2026年夏の臨時列車(7月1日〜9月30日)の運行計画を発表しました。
北東北エリアの移動そのものを楽しむ観光列車として高い人気を誇る、ハイブリッド車両HB-E300系「ひなび(陽旅)」が、今夏も各地のローカル線を駆け巡ります。おなじみの釜石や宮古方面への運行に加え、注目は7月31日にあわせて新たに設定された「ひなび 八戸(三社大祭前夜祭号)」。同日夜に開催される、国の重要無形民俗文化財「八戸三社大祭」前夜祭の華やかな雰囲気が楽しめるダイヤです。
本記事では、盛岡から釜石・宮古、青森から下北へ繋がる全5系統の「ひなび」ロードマップとともに、前夜祭の美しい山車をじっくり鑑賞するスマートな街歩きのコツをお届けします。
とともに、この夏だけの特別な鉄道旅と街歩きを満喫できるポイントをご紹介します。
夏の北東北を駆け巡る「ひなび(陽旅)」シリーズ
夏休みシーズンを迎え、ハイブリッド車両HB-E300系2両(全車指定席)を使用した観光列車「ひなび(陽旅)」が、北東北の各路線で臨時運行されます。
設定される主な列車と運行区間、運転日、運行時刻は以下の通りです。
・ひなび釜石:盛岡 ⇒釜石 ⇒盛岡
・ひなび宮古:盛岡 ⇒宮古 ⇒盛岡
・ひなび下北:八戸 ⇒大湊 ⇒八戸
・ひなび陸奥:青森 ⇒大湊 ⇒青森
・ひなび錦秋湖:北上 ⇒横手 ⇒北上

それぞれ沿線の自然風景や地域ごとの魅力をゆったりと味わえるダイヤとなっており、夏の行楽にぴったりのラインナップです。
7月31日限定運行!「ひなび 八戸(三社大祭前夜祭号)」
今回特に注目したいのが、新たに設定された「ひなび 八戸(三社大祭前夜祭号)」です。運転日は2026年7月31日(金)のみで、以下のダイヤで運行されます。
・八戸 11:06発 ⇒ 久慈 13:02着
・久慈 14:18発 ⇒ 八戸 16:01着
八戸線沿線の美しい海岸線や風景を楽しみながら、八戸市の一大イベントである「八戸三社大祭」前夜祭の華やぎに向けて、特別な気分を盛り上げてくれる列車となっています。

間近で山車を見上げる!八戸三社大祭
「ひなび 八戸」に乗って八戸へ到着した後は、ぜひ「八戸三社大祭(はちのへさんしゃたいさい)」の前夜祭へ行ってみましょう。
「八戸三社大祭」とは、前夜祭は7/31
「八戸三社大祭」は、国の重要無形民俗文化財指定、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている約300年の歴史を誇る神社祭礼です。毎年7月31日の前夜祭から8月4日の後夜祭までの5日間にわたり開催され、豪華絢爛な山車(だし)と、古式ゆかしい神社行列が八戸市の中心部を練り歩きます。
前夜祭は7月31日(金)の18:00〜21:00に、八戸市庁別館前市民広場および中心街で開催されます。前夜祭最大の特徴は、豪華絢爛な山車が中心街に一斉展示されることです。
山車の運行(移動)が行われないため、各組のお囃子が鳴り響く中で、仕掛けが施された巨大な山車を自分のペースでじっくりと鑑賞できます。なお、運行がないため有料観覧席の設置はありません。混雑が予想されるため、周囲に気をつけながら夜の街歩きとお祭り気分を満喫してください。
翌日からは、8月1日は「お通り」、8月2日が「中日(なかび)」、8月3日が「お還り(おかえり)」、8月4日「後夜祭」というスケジュールで祭り開催されます。中でも、圧巻のスケールで動く、巨大な「山車」は必見です。

お通りでは、約3kmの行列が、約2時間半かけて八戸市中心街をおがみ神社から長者山新羅神社へ向か様子や神社行列を沿道から鑑賞できます。
中日には、長者山新羅神社で古式馬術競技の「加賀美流騎馬打毬(かがみりゅうきばだきゅう)」が行われ、夜間に山車の運行があります。

お還りは、お通りの逆で神輿が龗神社に戻る行事で、神明宮や新羅神社での行列が中心に行われます。
後夜祭は、山車の最後の夜間展示が行われます。山車には、中日に発表された審査結果の札が掲げられます
観光列車とお祭りの見事な相乗効果
夏の東北は魅力的なお祭りが目白押しですが、祭り当日は道路の渋滞や駐車場の確保が旅行者の悩みの種になりがちです。全車指定席の「ひなび 八戸」を利用すれば、行き帰りの快適性が約束されるだけでなく、道中からお祭りムードを高めることができます。
前夜祭は「動く山車」ではなく「止まっている山車」を見るため、写真撮影に最適です。鉄道ファンにとっても、日中は「ひなび」の車両を堪能し、夜は伝統ある山車の精巧な造形美をカメラに収めるという、充実したプランが組めるでしょう。
涼しい海風を感じる列車旅と、熱気あふれるお祭りのコントラストは、忘れられない夏の思い出になるはずです。今年は指定席を早めに確保して、八戸三社大祭へ出かけてみませんか?
(画像:JR東日本、PIXTA)
鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)
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