【初日レポ】新型特急「トキイロ」の座り心地は? 当日券も登場「西武・鉄道博覧会2026」所沢駅徒歩1分の涼しい屋内で昭和~令和の歴史を学ぶ

猛暑や連日の大雨など、天候が読めない2026年の夏休み。どんな天気でも涼しい屋内で快適に楽しめる大型鉄道イベント「西武・鉄道博覧会2026~昭和から令和を走り鉄分補給~」が所沢で開幕しました。
3回目の開催となる今年は待望の当日枠が設けられ、初日から多くの来場者で賑わいを見せています。会場は所沢駅から徒歩1分という抜群の立地で、フラッと立ち寄れる気軽さも魅力。2027年春に西武新宿線へ導入される新型特急車両「トキイロ」の座席をいち早く体験できるブースが目玉で、実際の座り心地や質感を直接確かめることができます。
本記事では、新型車両の情報や昭和100年を記念した貴重な歴史資料、大迫力の運転シミュレータまで、現地でしか味わえない見どころを解説します。
猛暑でも快適!所沢駅徒歩1分の会場へ

猛暑でも不安定な天気でも嬉しいのが、本イベントの会場アクセスです。最寄り駅は、西武新宿駅から約38分と主要駅からのアクセスも良好な「所沢駅」。会場となる「くすのきホール」は、その所沢駅東口から徒歩1分という抜群の立地を誇ります。涼しい屋内空間でゆったりと見学できるため、暑い日も、雨の日も快適に楽しめます。
2027年春導入!注目の新型車両「トキイロ」ブース

展示の中でも特筆すべきは、西武新宿線に導入予定の新車両「トキイロ」をいち早く体験できるブースです。2027年春から10000系「ニューレッドアロー」をトキイロに置き換え。現行の「特急小江戸号」が新列車「トキイロエクスプレス」となり、西武新宿駅から本川越駅間を運転。また、2028年春には現行の「拝島ライナー」が新列車「トキイロライナー」となり、西武新宿駅から拝島駅間を運転する予定で、西武鉄道の「今、最もアツイ」車両です。
【参考】【西武新宿線】新車両「トキイロ」2027年春運行開始!田無・新所沢にも停車 2028年春には「第2弾」も https://tetsudo-ch.com/13034289.html
座席の試作品を展示。座り心地は?

トキイロで使用する座席の試作品を展示。リクライニング機能や座り心地を体験できます。実際のシートは下部がもう少し深いグレーになり、ドットがよりきれいに浮き出たデザインになる予定とのこと。完成が楽しみですね。

デザイン決定までに使用されたサンプル品を展示

奥のコーナーには、デザインを決めるために用意されたカラーサンプルがずらり。電車のフェイス(正面)と合わせて、赤系とオレンジ系のシートを採用しています。

座席の枕カバーも、さまざまな色味が検討されたそうです。

車体デザインを検討した際のカラーサンプルも展示されており、現在発表されているカラーとはイメージが大きく異なるカラー見本も展示されていました。会場では実際に見て、触れて、色や手触りを確かめることができます。

採用されたデザインは、朝焼けと夕焼けをイメージしたダブルフェイスデザイン。中心部分の深い紫は夜の空をイメージ。夜から朝焼けへ、夕焼けから夜への移り変わりをドットによるグラデーションで表現しています

車両デザインで使用しているドットパターンは、パーテーションや座席番号表記など車両内各所のデザインにも採用されています。
ジオラマやフォトスポットにも注目!

西武鉄道の社員が数年かけて完成させたという模型の展示も。精巧で思わず見入ってしまいます。

トキイロの世界観を感じることができるフォトスポットもあり、記念撮影を楽しむことができます。

駅の発車時刻や行き先、種別などを電光表示で伝える「表示器」のデザインは現在制作中とのこと。そのなかで、特急や急行といった「種別」表示をイメージした展示もありました。
西武車両のモックアップが大集合!

見どころはトキイロブースだけではありません。何と言っても、このイベントではおなじみのモックアップが今年も大集合! 新作を加えた全12台の先頭部分を展示しています。
【参考】西武山口線に41年ぶりの新型レオライナー「L00系」登場!ライオンズブルーの車両がプロ野球開幕に合わせ運行開始!限定グッズも発売(※2026年3月掲載) https://tetsudo-ch.com/13025483.html

開場と同時にお目当てのモックアップへ向かい、記念撮影を楽しむ子どもたちの嬉しそうな姿が印象的でした。

今年新たにラインナップに加わったのは、1988年に登場した2ドアセミクロスシート車(ボックスシートと2人がけのロングシート)の4000系。秩父鉄道への直通運転にも使用されている列車です。ちなみに「西武 旅するレストラン『52席の至福』」は4000系を改造した車両として知られています。
【参考】【残席わずか】新宿から西武線に乗って滋賀の美食フレンチを堪能? 大人気レストラン列車「52席の至福」で味わう近江牛や伝統文化の特別コラボ https://tetsudo-ch.com/13034636.html
昭和から令和へ!歴史を辿る充実の展示コーナー
会場内には、昭和100年という歴史的な節目に西武鉄道の軌跡を知ることができる、貴重な資料や写真が多数展示されています。
沿線今昔展示

1964(昭和39)年に制作された線路図(沿線地図)や駅舎の写真を展示。時代とともに変わりゆく駅の様子や街並みを知るとともに、当時と現在の駅舎写真を比較できました。
車両等の進化展示

昭和からの車両等の変遷を、車両図面や機器類で紹介。実際に使用されていた車両機器もありました。

小手指車両基地開設60周年展示

今年で開設60周年となる小手指車両基地。開設当時の貴重な写真や資料、ジオラマを展示しています。

車庫に集う写真展示

車両基地に集まる、昭和から現在までのさまざまな車両を写真で展示しています。
当日申込制! 体験コンテンツ
会場では当日申込制・有料の体験コンテンツにも参加できます。
大迫力のスクリーンも!運転シミュレータ体験

西武池袋線の運転シミュレータを体験できるコーナーを設置。通常のモニタータイプのシミュレータに加え、くすのきホールの280インチの大スクリーンでも体験可能。先着順での体験となります。

大人向け「ダイヤ設計室」
毎年好評!子ども向けに実施している西武鉄道のダイヤグラム(運行図表)講座を、今回は18歳以上の大人向けにアレンジ! 乗務員経験者が講師を務め、運転ダイヤ作成経験者からの貴重なミニ講話を聴けます。(8月15・16・17日の土日月のみ開催)
子ども向け「つり革工作教室」
実際に使用されていたつり革を、バラバラになったところから組み立てます(8月15・16日の土日のみ開催)
会場限定のオリジナルグッズも見逃せない

物販コーナーには、ファン必見のアイテムが多数並びます。今回の注目は、特急の行先表示器をデザインした吸着ステッカー。身の回りのものに気軽に貼れるミニサイズからほぼ実寸サイズのものまで取り揃えています。

その他にも、ラバーキーホルダーなどの人気商品を始め、西武鉄道のオリジナルグッズを多数販売。イベント開始時から盛況でした。
「西武・鉄道博覧会2026 ~昭和から令和を走り鉄分補給~」

「西武・鉄道博覧会2026 ~昭和から令和を走り鉄分補給~」は事前申込制のイベントですが、当日券の販売があります。当日券は、発売開始30分前から整列案内を開始。当該時刻前の整列や場所取りはできません。また、会場入口で交通系ICカード決済となるため、事前の準備を忘れずに。(一部対象外となる交通系ICカードがありますのでご注意ください)。
開催期間
・8月14日(金):15:00~21:00
・8月15日(土)~17日(月):10:00~16:00
・8月18日(火):10:00~15:00
※各日前売り700名・当日200名限定
開催場所
くすのきホール(所沢駅東口徒歩約1分)
入場料
・【前売】大人500円、小児250円(税込・西武線アプリで販売)
・【当日】大人600円、小児300円(税込・13:00より会場入口にて交通系IC決済 ※14日は18:00より)
主な体験料金
・運転シミュレータ:大スクリーン 15分4,400円/モニタータイプ 15分3,300円
・大人向けダイヤ設計室:2,200円
・お子さま向けつり革工作教室:1個1,500円(1人1個まで)

昭和のノスタルジーと令和の最新技術が交差する「西武・鉄道博覧会2026」。猛暑を避けて涼しい屋内で、充実した鉄分補給をしてみてはいかがでしょうか。当日思い立って足を運べる気軽さも今年の魅力。夏休みの思い出作りに、あるいは未来の西武線に思いを馳せに、ぜひ所沢へお出かけしてみてください。
文・写真:斎藤若菜
鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)
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