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岡山に最大1万人規模の新アリーナ、JR北長瀬駅から徒歩12分・岡山ドームの隣に2032年12月の運営開始めざす、市が事業者募集の実施方針案を公表

岡山市アリーナの外観イメージ
2025年11月時点の整備計画概要に載った外観イメージ(画像:岡山市「岡山市アリーナ整備計画概要」より)

岡山駅から山陽本線で1駅、JR北長瀬駅の近くに建つ「岡山市アリーナ」。プロバスケットボールやバレーボールの試合、大規模なコンサートを開ける最大1万人規模のアリーナを、岡山市が2032年12月の運営開始をめざして整備します。市は2026年9月28日、建設と運営を担う民間事業者を募るための「実施方針(案)」と「要求水準書(案)」を公表しました。
メインアリーナの最大収容人数は10,000人程度で、試合やライブの際は8,000席以上を確保します。場所は岡山ドームのすぐ東側で、北長瀬駅から徒歩12分程度。これまで岡山では開けなかった大型ライブの遠征先や、トライフープ岡山・岡山シーガルズの観戦の新たな拠点にもなりそうです。
施設の規模や駅からの位置関係、開業までのスケジュール、なぜ今アリーナが必要なのかもあわせてご紹介します!

メインアリーナは最大1万人程度、試合やライブは8,000席以上

岡山市が9月28日に公表した要求水準書(案)では、メインアリーナの最大収容人数を10,000人程度としています。スポーツやエンタメの興行では、固定席と可動席をあわせて8,000席以上を確保することが条件です。アリーナの一部に積み重ね式のいす(スタッキングチェア)を並べて8,000席以上とする計画も認めます。

このほかに、固定席400席以上のサブアリーナを設けます。メインアリーナとサブアリーナは、それぞれ単独でも使えるようにする計画です。

施設には、Bリーグ最上位の「B.PREMIER」、バレーボールのSVリーグ、卓球のTリーグが定めるホームアリーナの必須基準を満たすことが求められています。スポーツの試合だけでなく、コンサートや展示会、コンベンションにも使える施設をめざします。

2025年11月時点の市の整備計画概要では、コンサート時の客席を最大7,500席と想定していました。今回の案では、最大収容人数を1万人程度とする規模が示されています。

場所はJR北長瀬駅から徒歩12分、岡山ドームの東隣

岡山市アリーナの事業対象区域
赤い区域がアリーナ予定地。左端がJR北長瀬駅で、北長瀬未来ふれあい総合公園(岡山ドーム)の東側にあたります(画像:岡山市「岡山市アリーナ整備・運営事業 実施方針(案)」より、出典:国土地理院ウェブサイト)

建設地は、岡山市北区野田四丁目付近の市有地です。JR山陽本線で岡山駅から倉敷・福山方面へ1駅の北長瀬駅から、徒歩12分程度(約1.0km)の位置にあります。

予定地は、岡山ドームのある「北長瀬未来ふれあい総合公園」の東側で、アリーナ予定地①が約19,800㎡、予定地②が約3,000㎡。どちらも公園に組み込む予定です。北長瀬駅とアリーナ予定地のあいだには、商業施設「ブランチ岡山北長瀬」と公園が広がっています。南側約130mには県道岡山倉敷線が通ります。
市は、北長瀬周辺のまちづくりをアリーナと一体で進め、スポーツやエンターテインメントを楽しめるまちに育てたいとしています。

岡山市のJR北長瀬駅
岡山市のJR北長瀬駅(写真:PIXTA)

2032年12月に運営開始、事業者は2027年10月に決まる予定

アリーナは、民間の事業者が自らの提案で設計・建設したあと、市に所有権を移す「BT方式」で整備します。完成後の維持管理と運営は、市が事業者に運営権を設定する「コンセッション方式」で、運営権の期間は30年です。

【岡山市アリーナ整備・運営事業の予定スケジュール】
2026年10〜11月:実施方針(案)等に関する質問の受付
2026年12月〜2027年1月:実施方針の公表、特定事業の選定
2027年2月:入札公告
2027年9月:事業提案書の提出締め切り
2027年10月:落札者の決定
2028年3月:事業契約の締結
2028年3月〜2032年11月:設計・建設
2032年12月:施設の引き渡し、運営開始
2063年3月:事業期間の終了

施設の引き渡しや運営開始の日は、事業者の提案をもとに市と事業者が協議して決めます。アリーナの名前は、まだ決まっていません。
実施方針(案)などへの質問・意見は、10月27日(火)17時15分まで、電子メールやファクスなどで受け付けています。事業に参加を考えている企業向けの手続きです。

4つのトップチームを抱える岡山、アリーナ不足が課題に

岡山市は、バレーボールの岡山シーガルズ(SVリーグ)、バスケットボールのトライフープ岡山(Bリーグ)、卓球の岡山リベッツ(Tリーグ)、サッカーのファジアーノ岡山(Jリーグ)の4つのトップチームのホームタウンです。

シゲトーアリーナ岡山(写真:PIXTA)
岡山県総合グラウンド体育館・シゲトーアリーナ岡山(写真:PIXTA)

一方、アクセスがよく大規模な大会を開ける屋内会場は、岡山県総合グラウンド体育館(シゲトーアリーナ岡山)しかありません。利用が集中して、プロの試合だけでなくアマチュアの大会や練習の会場も確保しにくい状態が続いています。さらに、SVリーグやBリーグが上位リーグに必要なホームアリーナの基準を見直したため、このままではトップチームが岡山で活動できなくなるおそれがあると、市は説明しています。

検討のきっかけは、2021年12月に地元の経済団体が出した、アリーナ建設を求める提言書です。2025年11月時点の整備計画概要では、概算事業費を275億〜280億円と見込み、完成後20年間の経済波及効果は県内で2,800億円を超えると試算していました。

岡山駅からひと駅の北長瀬が、早ければ6年後に、ライブや試合の日の新しいおでかけ先に加わります。今後の事業者選びとデザインの発表に注目してみてはいかがでしょうか。
(画像:岡山市、PIXTA)

鉄道チャンネル編集部
(旅とおでかけ!鉄道チャンネル)

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