2017年度の鉄道事業設備投資計画は対前年比13%増の総額234億円――。西武鉄道は5月11日、2017年度鉄道事業設備投資計画を発表。安全対策、サービス向上、環境対策などの鉄道事業設備に234億円を投じます。

安全対策では、池袋駅のホームドア整備工事、内方線付き点状ブロック整備工事(9駅)、新宿線連続立体交差事業、駅や橋りょうの耐震補強などをすすめていきます。

新宿線連続立体交差事業については、中井〜野方間が地下化、東村山付近が高架化の計画ですすみ、野方〜井荻間間と、井荻〜東伏見間が「早期実現に向けて準備する」と同社。ホームドアは今後、練馬、西武新宿、高田馬場、所沢、国分寺に整備される予定です。

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またサービス向上分野では、西武初のロング・クロスシート転換(縦横方向転換型座席)車両、40000系(S-TRAIN)を4本増備。快適な着席サービスの拡大を図るほか、列車位置情報を把握できるスマートフォン向けアプリの導入、所沢駅東口駅ビル計画(第I期)の開業、ひばりヶ丘駅北口のバリアフリー化などをすすめます。所沢駅では、既存の改札内から駅ビル商業施設へ、直接出入りできる改札を新設、駅・商業施設を含めた利便性を向上させます。