西武鉄道のスイッチバック駅、飯能駅がフィンランド・デザインに――。西武池袋線 飯能駅は駅舎内装のリニューアルを実施。2019年3月の竣工をめざし、年内にデザインコンペを実施します。

1915(大正4)年に開業した飯能駅は、3面4線のホームを持つスイッチバック駅。10000系ニューレッドアローによる特急「ちちぶ」「むさし」のほか、快速急行、急行、通勤急行などが停車する。

リニューアル内容について同社は「デザインについては、本物の北欧デザインを取り入れることで、『メッツァ』や飯能の自然・歴史・文化との親和性を図ることをめざし、フィンランド大使館の共催を得て、フィンランド国内のデザイナーを対象としたデザインコンペを実施。本デザインコンペはフィンランド独立100周年記念事業です」と伝えています。

このメッツァは、飯能駅から近い埼玉県飯能市の宮沢湖を中心としたエリアに、フィンテック グローバルとムーミン物語が手を組み、「北欧時間が流れる森と湖での体験を通じて、こころの豊かさの本質に気づき、日常生活へと持ち帰れる場所」を展開するプロジェクト。

北欧のライフスタイルを体験できる「メッツァビレッジ」ゾーンが2018年秋に開業、ムーミンの物語を主題とした「ムーミンバレーパーク」ゾーンが2019年春にグランドオープンします。

同社はこのメッツァ開業にあわせ、フィンランド国内のデザイナーを対象とした飯能駅リニューアルデザインコンペを6月上旬から実施。「自然あふれる飯能エリアの玄関口にふさわしい駅としてリニューアルする」と伝えています。