※画像はウィキペディアより

小田急3000形電車登場から60年

小田急3000形電車は1957年(昭和32年)に登場しました。当時の国鉄と共同で開発が進められ、完成後、カーブの多い小田急線内ではなく国鉄東海道線上で最高速試験が行われました。その結果、当時の狭軌での最高速145km/hを記録しています。開発で得られた技術はその後の新幹線開発に大きく寄与しました。

小田急3000形電車はロマンスカーSE(Super Express)と呼ばれました。(※ロマンスカーは小田急電鉄の登録商標です)ロマンスカーという言葉自体は固有名詞で英語圏の人間にそのままでは通じません。3000形SEが初代ブルーリボン賞を受賞した際に英語圏の記者からは「ロマンスカー」という言葉についても質問があった様です。

ADVERTISEMENT


※画像はウィキペディアより

1968年(昭和43年)国鉄の御殿場線が電化されました。小田急は乗り入れのために3000形SEの編成替えを実施しました。8両4編成を5両4編成にして、余った中間車両を先頭車化しました。それで写真を見ると3000形の前面が2種類あるのです。中間車両を改造したものは前照灯が愛称表示器の両側にあります。これで5両が6編成になり余剰の2両は廃車になりました。


※画像はウィキペディアより

その後は後進の3100形(NSE)、7000形(LSE)、10000形(HiSE)が増強されてゆく中、1991年3月に引退しました。当初は耐用年数10年として設計されましたが35年の長きにわたって最後まで特急車両として小田急線を走りました。

ロマンスカー・SE 就役60周年記念イベント「特急ロマンスカー夢リレー」でオリジナルグッズをプレゼント

7月6日(木)から8月31日(木)まで、小田急線各駅で配布される「ロマンスカー・SE 就役60周年記念キャンペーンリーフレット」裏面の応募用封筒を作成して特急券(4車種分が1口)を同封して、必要事項を記入の上、郵送で応募します。応募期間は7月6日(木)から、締め切りは9月1日(金)です。対象車両はロマンスカー・MSE(エムエスイー)、VSE(ブイエスイー)、EXE(エクセ)またはEXE(エクセ)α(アルファ)、LSE(エルエスイー)となっています。賞品は、「大野総合車両所見学会」招待券が10組20名、「オリジナル抱き枕」または「オリジナルブランケット」が各10名、オリジナルデザイン「QUOカード1、000円分」が300名です。

過去の車内販売業務の懐かしい制服が登場します

7月6日(木)と7日(金)には過去車内販売業務を行っていた「日東紅茶」と「森永エンゼル」の懐かしい制服を着用したアテンダントによるシートサービス「走る喫茶室(車内販売)」が復活するほか、当時人気メニューだった「プリン」と「アイスココア」が通常メニューに加えて販売されます。

〔新宿駅〕 ⇒ 10:10発「スーパーはこね13号」、13:30発「はこね29号」
〔箱根湯本駅〕 ⇒ 11:44発「はこね14号」、15:27発「はこね30号」


※画像は小田急電鉄リリースより

記念ヘッドマークを掲出

7月6日(木)から8月下旬まで、ロマンスカーの車体(最前部、最後部)に「SE就役60 周年記念ロゴマーク」が掲出されます。なお、掲出車両のうち「LSE」は、車両側面に掲出されます。


※画像は小田急電鉄リリースより

キャンペーンの詳細は7月6日(木)に開設予定の特設サイトをご覧ください。(https://www.odakyu.jp/romancecar_60th/

問い合わせ:小田急お客様センター(ガイダンス4番/お問い合わせ・ご案内)TEL 03-3481-0066(09:00〜19:00)