駅に笹の香り、色とりどりの短冊……それぞれの七夕
五節句のひとつ、七夕___「七月七日に行う牽牛星と織女星を祭る行事。庭に竹を立て、五色の短冊に歌や字を書いて枝葉に飾り、裁縫や字の上達などを祈る。奈良時代に中国から乞巧奠(きつこうでん)の習俗が伝来し、古来の「たなばたつめ」の伝説と結びついて宮中で行われたのに始まる。近世には民間にも普及。また、盆の習俗との関連も深い」(三省堂大辞林より)。
鉄道の駅にも、この七夕の笹飾りが出現しています。東京メトロ 銀座線 丸ノ内線 日比谷線の銀座駅構内、銀座のオアシスでは、笹飾りと短冊、色とりどりのペンが置かれ、駅を行き交う人たちが、思い思いに願いをつづり、笹に添えていました。
また、東京駅 京葉地下八重洲口改札付近には、茂原七夕まつり(7月28〜30日開催)を伝える笹飾りが出現。ディズニー客などの写真スポットになっています。
いっぽう、西武多摩湖線 一橋学園駅から北へと延びる学園坂商店街では、7月1日に「第31回 学園坂七夕サンバカーニバル2017」が開催され、西武電車の足音や、独特の踏切音と、サンバのリズムがシンクロ。ビールやかき氷、串焼きを片手に踊る老若男女たちで、小さな駅の商店街が、笑い声や歓声とともに揺れました。