オーストラリア、ビクトリア州の州都で、シドニーに次ぐ規模の都市―――メルボルン。鉄道好きにとっては、路面電車(PT Trams)や長距離列車(V/Line)、都市鉄道(Metropolitan train)、蒸気機関車(Puffing Billy Railway)などで知られる街。このメルボルンが、7年連続「世界で最も住みやすい都市」に選ばれました。

ラインキングしたのは、イギリス・エコノミスト誌の調査部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)」。同誌は、世界で最も住みやすい都市ランキング2017(Global Liveability Ranking 2017)で、オーストラリア・メルボルンが100点満点中、97.5点と採点。メルボルンは、同ランキングで7年連続で1位に選ばれました。

同ランキングは、毎年世界140か国を対象に、「安全性」「医療」「文化・環境」「教育」「インフラ」の5項目で定期的に評価。「郊外の観光地へのアクセスが良いため移動時間が少なく、滞在時間を有効的に活用できる。そんな多くの魅力が詰まった街が『世界で最も住みやすい都市 メルボルン』です」と豪ビクトリア州政府観光局。

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「メルボルンでは全豪オープンテニスをはじめ、F1グランプリや国際フラワー&ガーデンショーなど国際級イベントも数多く開かれるほか、『世界で最も美しい海岸道路』とも呼ばれるグレートオーシャンロードやペンギンパレードで有名なフィリップ島など、郊外にも観光地が数多くあり、毎年約270万人の観光客が世界中から訪れます」

「いっぽうで、食文化が発達した都市としても知られ、モダン・オーストラリア料理をはじめとした多国籍文化が融合した独特で繊細な料理は、世界の美食家から高い評価を得ています。昨年12月に成田―メルボルン線を就航したカンタス航空に加え、来月9月1日からは日本航空も成田からメルボルンへ直行便を就航。今後、よりアクセスがよくなるメルボルンは、今後注目の旅行デスティネーションです」(同局)