JR東日本は、第7次安全5カ年計画 -「グループ安全計画2023」を策定。

同計画のなかの「将来の鉄道の姿」には、「列車運転の自動化と作業のシステム化」「ホーム・踏切のさらなる安全性向上」「災害の早期捕捉・検知・把握」を実現させることが記された。

<JR東日本「IoT・BigData・AIによるモビリティ革命の実現」講演スライド集<前半>【CEATEC JAPAN 2018】>

「既存の延長線上ではなく、将来の鉄道の姿をみすえながら、鉄道のシステムチェンジをすすめていく」という同社は、具体的なプランについて下記のような項目を記した。

◆CBM(車両・線路・電車線等)等のモニタリングの積極的な展開
⇒車両モニタリングをE235系に導入
⇒線路設備モニタリングを地方線区に導入拡大
⇒電車線モニタリング装置を車両に搭載し、モニタリングを実施

◆新幹線台車モニタリングの開発を進め、実用化をめざす

◆次世代新幹線ATCおよび第三世代COSMOSの開発をすすめ導入

◆次世代新幹線の実現に向けた試験車両(ALFA-X)を新造

◆新幹線大規模改修に向けた技術開発を推進

◆ATACSの導入拡大を検討

◆ドライバレス運転の実現に向けた自動運転技術の開発を推進

◆作業および施工のロボット化・自動化に向けた技術開発を推進

◆ビッグデータ、AI、IoTなどを活用した、重大事故につながりかねない予兆をとらえる技術開発をすすめ、実用化をめざす

◆ビッグデータ、AI、IoTなどを活用した、日々の作業のリスクを見える化するシステム開発をすすめ、実用化をめざす

―――JR東日本は、こうした「鉄道のシステムチェンジ」について、「あらゆる定常データの収集強化により、重大事故につながりかねない予兆を把握する技術の実現」をめざすという。

<JR東日本「IoT・BigData・AIによるモビリティ革命の実現」講演スライド集<前半>【CEATEC JAPAN 2018】>

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