比立内駅から阿仁合駅は1963年(昭和38年)に開業した部分です

1回目の東京オリンピックの前年に開通した区間、比立内から阿仁合に向かいます。

岩野目駅。周囲には数軒の民家があるだけです。

駅名標。

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モノクロの世界です。色は踏切の「赤」だけです。

笑内(おかしない)駅。

駅名標。

駅の西3kmに根子(ねっこ)集落があります。1975年に完成した根子トンネルができるまでは、正に陸の孤島。マタギ発祥の秘境でした。根子トンネルを抜けた先が根子集落、源平合戦の落人が開いたという伝説があり、そこで行われる根子番楽は国の重要無形民俗文化財に指定されています。村のホームページによれば65世帯156人が暮らしています。縄文時代中期の根子遺跡もあって古くから人が住んでいた場所です。行ってみたいけれど笑内駅からクルマで村の中心まで10分、歩いたらずいぶんかかりそうです。

待合室には「根子集落入口の駅」とあります。

大又川橋梁からの眺め。青い橋が国道105号線、下を流れるのは阿仁川です。

反対側の車窓。阿仁川。これはカラー写真です!

駅があります。

萱草駅です。

駅名標。

待合室に大又川橋梁の案内がありました。緑豊かな夏に再訪したいです。

荒瀬駅。

駅名標。次はこの列車の終点阿仁合駅です。

阿仁合に着きます。角館駅6:45発、84分かかって阿仁合に8:09着です。左は車庫です。

ホームは島式ホーム1面2線です。側線に車両が駐まっています。

では阿仁合駅をゆっくり眺める【私鉄に乗ろう 32】秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線 その4 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)