いやこれ、やばい酒場ができちゃったよ。ほんとに。

日本酒、カップ酒、大衆酒場のにおい、昭和な酒場が好きな人には、中毒性のある酒場が新宿区役所前に誕生しちまった。

店名「千酉足」。ちどりあし。住所は東京都新宿区新宿3-20-6。靖国通り新宿区役所交差点の雑居ビル8階。

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このビル8階にあるのもポイントのひとつだけど、それは後述。

まずは店内に入ってみると……昭和の大衆酒場を想い起こすカウンターとテーブルのつくり。

カウンターに座ると、目に飛び込んでくるのが……

ずらーーーーっと並ぶカップ酒! 200種!!

もはや、爽快な絵でしょ。日本酒好き、カップ酒好きには、狂乱レベル。その数、200種類!

どーれーにーしーよーおーかーなーって選んで、カウンターに座るもよし、靖国通りが見下ろせる窓際で角打ち(立ち呑み)もいい。

「ビールジョッキに浮いたショットグラスに、チャミスルを注いでドボンとやるスタイル『チャビースル』(商標出願中、通称チャビする)はどうですか?」とかわいい女子店員にいわれて、じゃあそれも……と。

料理価格も視界もクリア、夜景をみながら一杯

カウンターには、ゆらゆらとゆれる湯気。この店イチオシの「煮込み串」もどれにしよーかーなーと選んで熱々を。

酒の肴の価格は、350円、500円、650円、800円、950円とクリアな5段階に分けて、回転すし屋と同じく皿の色で会計するというシンプルさもうれしい。

で、カウンターでもテーブルでもなく、ここはあえて角打ち(立ち呑み)スペースへ行ってみる。

靖国通りの夜景がきらきらみえて、最高。ノートパソコンなんかもひろげられる。

もちろん、ずらりカップ酒のほかに、生ビール(カールスバーグ450円、プレミアムモルツ500円)や、瓶ビールもある。

前出の、「1人3杯まで」という生ビール+千鳥足(790円)や元祖チャビスル(590)にもトライしたいよね。

懐かしくて新しい、手がけたのは FOOD ARCHITECT LAB

こんなに昭和な雰囲気なのに、どこか新しいのはなぜだろ? そう。この店、飲食店の経営・運営・コンサルティングを展開する FOOD ARCHITECT LAB(フードアーキテクトラボ)が手がけた進化系大衆酒場なんだって。

<FOOD ARCHITECT LAB>

「来年に店を閉める予定だったこの店に着目し、『年長者のスタッフにこれまで通り働いてもらいたい』という想いと、『10年間通い続けてくれた客たちの新たな憩いの場を提供したい』と考えてリニューアル」

「グランドオープン後は、お酒好きや年配だけでなく、老若男女が集う酒場として、幅広いお酒の種類と新しい飲み方、リーズナブルなのにオリジナリティがある料理を楽しめる店として、ポジションを確立していきたい」とFOOD ARCHITECT LAB。

―――いやー、それにしても気持ちいい。最高だよ千酉足。ここはやばい。