東京モノレールは、12月23日からアーティスト・Hogalee(ホガリー)氏のデザインによるラッピング列車の運行を開始します。駅や車両を日本の今や伝統文化を発信する空間へと彩る取り組み「TOKYO ART&CULTURE」の一環。

【参考】
東京モノレールは「東京パノラマライン」に!開放的な車窓からの眺望をイメージした11月からの新愛称!現代アートコラボ車両なども実施(※2025年10月掲載)
https://tetsudo-ch.com/13012686.html

漫画みたいな美女が走行!?モノレールが「動く美術館」になっちゃう件

今回のデザイントレインでは、インパクトのある漫画描写で定評のある現代アーティスト、Hogalee氏のアートを車体側面や車内に展開します。

運行期間は2025年12月23日から2026年11月30日までを予定しており、運行区間はモノレール浜松町駅から羽田空港第2ターミナル駅までの全線(東京パノラマライン、2025年11月に路線愛称導入)です。使用車両は10000形の10021編成。

作品タイトルは「Chiral(キラル)」

作品のコンセプトは「颯爽として元気で都会的。海風を受けて髪がなびく女性。」です。Hogalee氏は「女性 / girl」をモチーフに、漫画描写の線画で記号化した作品を描き続けるアーティストです。

車体側面のデザインは、海側と山側にそれぞれ3点ずつ、1・2号車間、3・4号車間、5・6号車間に配置されます。輪郭線で表現されたアートは、浮世絵や漫画といった「和」を意識させるもので、訪日客には日本らしさを、日常の利用者には非日常を感じさせる狙いがあるといいます。

また、車内でも各車両の壁面にアートワークが展開されるほか、窓上のポスターでは作品説明やアーティスト紹介が行われます。

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駅は「祭り」テーマのトリックアート

車両だけでなく、駅構内でもアートを展開――今後の「TOKYO ART&CULTURE」の取り組みとして、羽田空港第3ターミナル駅にて2026年3月から当面の間、駅装飾を実施する予定です。具体的には、日本の伝統である「まつり」をテーマにしたトリックアートによる撮影スポットを複数設置するとのこと。場所は改札内コンコースや2番線ホームなど。

「Hogalee氏デザイントレイン」概要

運行期間:2025年12月23日(火)~2026年11月30日(月)予定
運行区間:東京パノラマライン(モノレール浜松町駅~羽田空港第2ターミナル駅)
使用車両:10000形(10021編成)
作品タイトル:Chiral(キラル)

【主な装飾場所】
・車体側面(海側・山側各3か所)
・車内壁面(各車両)
・まど上車内ポスター

羽田空港への移動中、ふと窓の外や車内に目を向ければ、そこには現代アートの世界が広がっています。
次の旅行や出張の際は、ぜひこの特別な列車を探してみてはいかがでしょうか。

(画像:東京モノレール)

鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

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