ウェザーニューズとKDDIは、3月から1kmメッシュの気象予測モデルと作業現場の気象情報を組み合わせた実証実験を始める。

今回の実証実験の結果を活かし、屋外作業現場向け安全管理ソリューションサービスの提供を目指す。

こうした実証実験の背景には、近年、1時間の降水量が50mm以上になるゲリラ豪雨の増加がある。竜巻、雷などを含めた天候の急変から、屋外作業者の安全を守ることが大きな課題だった。

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今回の実証実験では、5分ごとに更新される1kmメッシュの超局地的気象予測モデルと、屋外作業責任者が携行する気象センサーで取得した気象情報を組み合わせ、作業現場単位で、事前にゲリラ豪雨や雷などの情報を気象アラートとしてスマートフォンへリアルタイムに配信。

気象センサーは、小型・軽量で簡単に持ち運ぶことができるため、頻繁に作業現場が変更になる場合でも、その場の気象情報を取得することができる。

また、各作業現場における作業者の入場状況や気象アラートを、管理画面で可視化。複数の現場を管理する安全衛生責任者は、作業現場の気象状況を一元的に把握できるようになる。