創立120周年記念日2月25日(日)から大師線で運行

「京急120年の歩み号」は、現在は運行していない大正時代や戦後に活躍した車両から、現在主流の赤白基調のデザインまで、歴代の京急車両のカラーリング(計4デザイン)を1編成(4両編成)の電車に再現しています。ラッピング列車は、約1年間,前身である大師電気鉄道“発祥の地” である京急大師線(京急川崎〜小島新田駅間)で主に運行が予定されています。また、車内窓上部分にはそれぞれの車両デザインが使用された時代を中心に、当時の写真、広告、きっぷなどが展示され、京急の歩みやその時代の京急グループ、沿線地域の移り変わりが紹介されます。

特別ラッピング列車「京急120年の歩み号」

○運行期間:2018年2月25日(日)〜2019年2月24日(日)

○運行区間:京急大師線 京急川崎駅〜小島新田駅間

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○使用車両:1500形(車号1521〜)4両編成

○ラッピング:
・1号車(デザイン使用期間:1924年〜1965年)
1924(大正 13)年に登場したデ51形の塗装をイメージ。半鋼製電車のデ51形の特徴でもある,木製の扉もラッピングで表現しています。デ51形は晩年,大師線等で活躍し1965(昭和40)年に廃車となりました。なお,京急創立80周年事業の一環として1978(昭和53)年に復元され,現在も京急ファインテック久里浜事業所内に静態保存されています。

・2号車(デザイン使用期間:1951年〜1963年)
1951(昭和26)年に登場した500形(1986/昭和61年に廃車)などの車両に施されていた赤・黄色の塗装をイメージ。この塗装は他の形式の車両にも施されましたが,1963(昭和38)年に全形式の車両が赤・白帯に統一されました。

・3号車(デザイン使用期間:1953年〜現在)
1953(昭和 28)年に登場した初代600形で初めて採用されたデザイン、現在でも1500形や800形など多くの車両に使用されています。

※既存の1500形と同デザインのため,ラッピングは施されません

・4号車(デザイン使用期間:1978年〜現在)
赤・太い白帯のデザインは、1978(昭和53)年に登場した800形(当時)から採用されました。今回の車両には1982(昭和57)年デビュー当時の2000形や現在の2100形などに採用されているデザインをラッピングしています。

○車内装飾
・「京急の歴史」創業当初から現在までの路線・車両の移り変わりやエピソード
・「沿線今昔物語」沿線の駅舎の過去と現在の姿とエピソード
・「歴代の広告・きっぷ」ポスターや昔のきっぷの紹介
・「京急の豆知識」京急電鉄にまつわる豆知識

※大師線沿線の幼稚園・保育園の子供たちが描いたイラストも展示されます