東京駅と成田空港を結ぶ京成バスの空港連絡バスに新型2階建て車両が登場。

京成バスは、同社初の2階建てバスを導入。スカニア/バンホール製 「ダブルデッカー」が3月29日から走り出す。

この新型2階建てが導入される路線は、「有楽町シャトル(東京駅鍛冶橋駐車場~成田空港)」。同時にバリアフリー実証運行も実施する。

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スカニア/バンホール(SCANIA/VANHOOL)製ダブルデッカーは、定員54名。1階が2名(車いすスペース1名+介助者席1名)、2階が51名、乗務員1名。

トイレやAED、無料Wi-Fiのほか、前席にUSBポートがつく。

安全装置は、衝突軽減ブレーキ、車線逸脱警報、電子制御式安定走行プログラム、車間距離保持機能付きクルーズコントロール・ソナーシステムなど。

また、バリアフリー乗車口に可搬式スロープ板を設置。車いす利用のまま3分程度で乗車ができる。

京成バスは、国土交通省が推進する「2020年オリンピック・パラリンピック東京大会の円滑な運営に向けたバリアフリー化」に対応するべく、「リフト付きバス」による実証運行を実施。

これまでは、車いす利用での乗車に15分~20分程度の時間を要するうえ、車いすスペース使用時の定員が34名と少なく、通常の高速バスと同等の定員が確保できていない点に課題があった。