東海道本線(支線)の終端駅です

東海道本線大垣駅から朝夕を中心に美濃赤坂行の電車が往復しています。1919年(大正8年)毎回書きますがマルセル・デュシャンがモナリザの絵はがきにヒゲを描いていた年に国有鉄道東海道本線の美濃赤坂支線開通で設置されました。来年で100周年という古い駅です。

ホームから広大な構内。貨物用ホームがありますが現在は使われていません。

駅名標。最初にこの駅の存在を知ったのは、故宮脇俊三さんの著作『時刻表2万キロ』を読んだ時だったと記憶しています。

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ホームから駅舎。改札も券売機もありません。事務所は実質的に西濃鉄道が使っています。

古い木造駅舎がすっごく良いです。

終端部からの眺め。左に貨物ホーム。右の旅客用ホームも2両編成には長すぎます。

貨物ホームの西側にはさらに側線があります。とにかく構内は広大。

訪れた日は4月なのに手袋とマフラーが必要な冷たい風の吹く朝でした。周辺には店舗はありません。ふだんは全く飲まない缶コーヒーを駅の自販機で買って暖まりました。

(写真・記事/住田至朗)