夏日の越谷貨タから、海を渡る205系のタキシング
東武鉄道500系リバティが運用開始1周年。その記念イベントを浅草駅で終えたあと、次の仕事場へむけて電車に乗る。
2時間ほど空いていしまったので、新越谷駅で降りる。むかった先は、越谷貨物ターミナル。
きょうは夏日。空は遠い青さ。南越谷駅から武蔵野線をつたって歩くと、コンテナが整然と並ぶ基地につきあたる。
重たそうな肩掛けカバンを背負った50代と思しき男性が、正門から出てくる。
制服から、JR貨物の社員。着発線で待つEF66を操ってきた人か。背中を丸くして、南越谷駅方向へ、炎天下の下を歩く。
電車の足音が聞こえてきて振り返ると、205系。海を渡る準備中、通い慣れた道をタキシング。
もう少し、見ていられる時間がある。ってことで、産業道路まで行く。
越谷貨物ターミナルの着発線、荷捌き線、武蔵野線の留置線がよくわかる。
205系同士の離合も見えた。夏日の太陽光をキラッと返すボディ。片腕スカート顔、205系独特の床下音。
フィリピン海を越える電車が去ると、ブリュブンという豪快なエンジン音が聞こえてくる。
コンテナをひとつひとつ積み込む、フォークリフトが、土曜日も動き回っている。