統一新ブランドは「すわろか」 JR西日本が有料着席サービスに共通のネーミング(大阪府など)

令和の鉄道業界に広がる有料着席サービス。数百円の追加料金を支払っても「確実に座りたい」と考えるのが、昨今の通勤事情だ。コロナ禍をきっかけにしたリモートワーク普及で、今や完全な死語かと思われた「痛勤」のフレーズは、ゾンビ(?)のように生き残っていた。
JRグループ各社は「通勤ライナー」や「Aシート」、「Qシート」などのネーミングで有料着席サービスを設定するが、「SUWALOCA(すわろか)」の統一ブランドを立ち上げたのがJR西日本。複数タイプある着席サービスの違いや購入方法を専用ホームページで分かりやすく案内し、よりスムーズに予約できるようにして利用促進を図る。

JR西日本には「うれしート」、「Aシート」、通勤特急「らくラクシリーズ」といった有料着席サービスが存在。共通ブランド・すわろかのネーミングで、サービス内容の違いや購入方法を一元的に案内する。これまで以上に気軽に利用してもらう狙いだ。
ブランドコンセプトは「マイペース・マイプレイス」。新サービスでは、座席のリクライニング機能、電源コンセント、インターネット接続のWi-Fiサービス(いずれも一部列車)などを用意。クラス的には、充実した設備で快適に移動できる「スタンダード」、より手ごろな料金の「ライト」の2ランクに分けた。

実際の列車名は、スタンダードが特急「サンダーバード」、「スーパーはくと」、「はるか」、「くろしお」、「きのさき」、「こうのとり」、「まほろば」といった特急群。さらには、通勤特急「らくラクはりま」、「らくラクびわこ」、「らくラクやまと」、JR神戸・JR京都・琵琶湖の各線(東海道・山陽線)網干・姫路~草津・野洲の一部新快速の「Aシート」。
一方のライトは、広島エリアの山陽・呉線の一部快速、京阪神エリアの一部普通・快速・新快速の「うれしート」。
JRおでかけネットに開設する専用ページでは、トップ表示の路線図をクリックすると、希望区間を選択でき、スムーズに予約に進める。

JR西日本のブランド化では、シートを擬人化した新キャラクター「スワ」と「ロカ」が登場。サービスに詳しいしっかり者の「スワ」、のんびり穏やかな「ロカ」と性格を分け。親しみやすさを売りに着席サービスの魅力をアピールする。
(画像:PIXTA、JR西日本)
記事:上里夏生
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