関西の鉄道事業者18社局は、列車の運転見合わせ時に実施する鉄道事業者間の振替輸送の利用方法を、3月16日以降の振替輸送実施時から変更する。

18社局は、近江鉄道、大阪高速鉄道、大阪市高速電気軌道、北大阪急行電鉄、京都市交通局、近畿日本鉄道、京阪電気鉄道、神戸市交通局、神戸新交通、神戸電鉄、山陽電気鉄道、泉北高速鉄道、南海電気鉄道、西日本旅客鉄道、阪堺電気軌道、阪急電鉄、阪神電気鉄道、北神急行電鉄。

おもな変更点は、「振替輸送の乗換駅拡大」「振替乗車票の配布を省略」「改札入場後のICカード乗車券を振替輸送の対象外に」の3点。

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◆振替乗車票の配布を省略

現在は振替輸送を利用する駅の改札口で振替乗車票を受け取っていた。

今後はこれを省略。振替輸送の対象となる乗車券を提示して利用できるように。

ただし、バスなどとの振替輸送、近畿日本鉄道の東海エリアでの振替輸送については、これまで通り振替乗車票を配布。

◆振替輸送の乗換駅を拡大

現在は事前に各事業者間で定めた特定の乗換駅のみ利用。

今後は振替乗車の対象となる乗車券の区間内であれば、利用者に乗換駅を任意に選択して利用できるように。

ただし振替乗車票の配布を省略する場合に限る。振替乗車票を配布する場合は、これまで通りの扱いに。

◆改札入場後のICカード乗車券を振替輸送の対象外に

現在は「改札入場後のICカード乗車券」も振替輸送の対象。

今後は改札入場後のICカード乗車券を振替輸送の対象外に。