左にカーブした

途端に駅。稲永駅から2.3km。上手く写せません。

しかし、珍しく駅名標がマトモに撮れました。そんなモンですかね。ホームは海風を遮るためにガラスで覆われています。駅の周辺はバカバカしい程巨大な結婚式場(セントグレース大聖堂とあったので最初は教会かと思いましたが、埋め立て地に教会は奇妙だと思ったら結婚式場でした)や、サッカーグランド、伊勢湾最奥部に唯一残った藤前干潟を観察できる稲永公園・名古屋市野鳥観察館や広大なグラウンドの他は工場群で住宅は多くありません。あおなみ線では利用者が最も少ない駅です。

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余談ですが、この日本独自(例外はアメリカのラスヴェガスにあるらしい)結婚式教会について書かれた『結婚式教会の誕生』(春秋社/2007)という本が面白かった。著者は建築史・建築批評が専門の五十嵐太郎さんで、偶然同じ著者の『ヤンキー文化論序説』(河出書房新社/2009)を読んで評価高かったので続けて読んだのでした。不思議にハデな結婚式教会、オススメします。

閑話休題。

やや狭い島式ホーム。

復路で撮った野跡駅。駅の向こうで大きく右にカーブします。

野跡駅から終点の金城ふ頭駅まではあおなみ線の駅間で最長の3.1kmあります。

巨大なビル?でも窓がありませんよ!

車窓左には名港中央大橋が見えてきました。

うひゃ〜凄い数の自動車が駐まっています。

巨大なビルではなく、巨大な自動車運搬専用船でした。日本郵船(三菱系)が三菱自動車を積み込んでいました。

いやぁ、本当にあおなみ線の車窓は素晴らしい。次はいよいよ終点の金城ふ頭に到着します。
では、【私鉄に乗ろう85】あおなみ線 その7 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)