ここにも巨大な結婚式用教会【私鉄に乗ろう85】あおなみ線 その7
車窓に気を取られていたら終点の金城ふ頭駅です。名古屋から24分。見事に逆光です。レールはキレイに見えますが。
島式ホームで、入線する側には終端部があります。もう一方は先まで延びていたのですがガラス越しの逆光で残念ながら全く写すことができませんでした。
駅舎で陽光が遮られるとキレイに写ります。
ホーム。安全対策でフルスクリーンタイプのホームドアが設置されています。
駅名標。名古屋市国際展示場(ポートメッセなごやが副駅名になってます)や、JR東海のリニア・鉄道館、レゴランド・ジャパン、メイカーズピアなどの施設はありますが住宅はほとんどありません。
駅から海の方を眺めると、ここにも巨大な結婚式用教会と宴会場。切り取り方を工夫すれば、ヴェネチアだと強弁できそうな佇まいです。
その先には工場が並んでいます。知多半島のつけ根にあたります。
結婚式教会の横にはJR東海のリニア・鉄道館があります。個人的にリニアへの巨大投資を日本の鉄道全体からみて、決して肯定的には考えられないので、見学はしません。
研究は必要かもしれませんが、その巨大な資金で文化的な資産として廃止されていくローカル線を維持する方が将来の日本にとって遥かに有益だと個人的には考えます。
アレだけ眼を吊り上げて親の仇の様になって廃止したSLを、今頃になって少なくないコストをかけて復活させているコトひとつとっても、分かりそうなモンですよね。航空機とスピード競争すること自体に意味が無いと個人的には思います。
海と反対側には、カラフルな建物。レゴ・ランドです。
あおなみ線の改札ときっぷ売場。ウィークデーの午後、人気はほとんどありません。狙い通りです。(笑)
ということであおなみ線(名古屋臨海高速鉄道)に乗りました。貨物列車の好きな筆者には楽しい車窓でした。とにかく眺めが素晴らしい。
踏切も無いし、高架線が続くので、周囲の風景は全く異なりますが井原鉄道を思い出しました。
あおなみ線、予想以上の赤字とのことですが、素晴らしいコンディションの鉄道です。沿線住民と共にがんばって欲しいですね。
(写真・記事/住田至朗)