ブラジル・リオデジャネイロ都市圏の鉄道会社 SuperVia(スーペルヴィア)社が、鉄道利用者のためのマッチングサイト「Tô de love no trem」をリリースした。現地メディアが5月24日(現地時間)に報じた。

同サイトのターゲットは「恋人の日(ブラジルでは6月12日)にひとりでいたくない独身者」。ネット上で拡散し、サービス初日で登録者数2000名以上に達した。

同サービスを利用するには、サイトの登録が必要。ユーザーはプロフィール作成時、「よく利用する駅・支線名」「乗車時間」「写真」「余暇の過ごし方」「趣味」などを入力し、似通ったプロフィールを持つユーザーが紹介される仕組み。全8線、それぞれの支線の登録者数もサイト上で確認できる。

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マッチングアプリのTinder(ティンダー)のように、Curtir(LIKE)、Descurtir(NOPE)といったボタンを用意。お互いにLIKEボタンを押しあえばチャット可能に。また、サイト内には鉄道内や駅で始まったカップルのエピソードを投稿、紹介するコーナーも設けられている。

いっぽうで、駅の整備不足や遅延解消を訴え、同社を非難する書き込みも見られる。

SuperVia社の広報担当 ニナー・シュナイデルマン氏は、「われわれは日々の諸問題解決にも取り組んでおりますが、利用客の皆様の人生に意味のある活動をすることも会社のミッションのひとつです。お客様同士でポジティブな交流があるように願っています」とコメントしている。
 
 
(撮影・記事: noriji
写真はマラカナンスタジアムの最寄り駅から撮影。バックに映る山は Mangueira の丘