JR東海は、東海道新幹線 次期軌道状態監視システムをN700S確認試験車に搭載し、6月から走行試験を始める。

JR東海の営業列車に搭載されている従来の軌道状態監視システムは、走行中に軌道の状態を計測、データをリアルタイムに中央指令などへ送信するシステム。日々の軌道状態をとらえた保守作業を可能とし、乗り心地の維持・向上につなげている。

次期型は、従来タイプにあった加速度計センサに加え、レーザ変位計、ジャイロを追加。

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この3種のセンサで、レールの形状(左右方向のずれ)、左右レール間の距離、左右レールの高低差などをチェックできるようにする。

また、計測条件も従来タイプの70km/h以上に対し、次期型は30km/h以上になり、低速走行中にも計測できるようにする。