【私鉄に乗ろう 63】くま川鉄道湯前線 その5

球磨川に注ぐ支流の水無川を渡ります。

その直前、河岸を左(北)側から線路がクロスに近づいていて超驚きました。航空写真で確認しても明らかに線路が湯前線の北側に直交する形で写っています。しかしネットで調べた範囲ではこの水無川に沿って鉄道のあったという記録は見つかっていません。どなたかこの件御存知の方はご教示ください。

この件、その後、直接くま川鉄道企画営業課から調べた結果をいただいています。

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不思議な線路を見て、若干、気が動転してしまいました。湯前線は長閑に山間の平地を走ってゆきます。

また、白い予告票です。

2.1kmで木上(きのえ)駅。周囲は農地です。一般的な「駅前」の雰囲気が無いですね。

プラットホームと待合室が2014年(平成26年)に国の登録有形文化財に登録されています。

というかホーム上の3本の電信柱が異様に目立ちます。

ホームと待合室。待合室の壁面に登録有形文化財の銘板があります。

待合室の中の駅名標。1953年(昭和28年)旧国鉄の駅として開業しました。逆光で硝子の乱反射しています。

ちょっと分かり難いですが駅の出入り口と駅前。

南北に山々が続いているとは思えない中を進みます。太古の昔から球磨川が時間をかけて削り富ませてきた土地なのでしょう。

では、次回【私鉄に乗ろう 63】くま川鉄道湯前線 その6 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)