青春18きっぷの旅(鉄道チャンネル版 豚鉄編②)
昨夜は22時頃に意識を失ったので4時頃に目が覚めた。旅の記録を綴ってシャワーを浴びて6時過ぎに伊勢市駅に行ってみたが予想通り何も無い。
空腹だがコンビニまで戻るのも面倒なので時間を潰し07:00発の「快速みえ」で松阪に向かう。
松阪に着いて名松線に乗り換える。07:32発の家城(いえき)行。キハ11。やっぱり気動車は良いな。
松阪を出ると近鉄線(複線で電化されている)と並行して行くがやがてJRは左に分かれて行く。
さらに紀勢本線が右に分かれて行った。
伊勢奥津からの帰りに下車予定の一志に着く。夏休みなのに学生さんがいる。
08:11家城に到着。
ここから伊勢奥津行に乗り継ぐ。とりあえず駅の外に出て駅舎を撮る。
2台のキハ11が並ぶ。乗ってきた方は松阪行になる。
ここからは2009年10月の台風18号で被害を受け不通になっていた区間だ。完全に復旧したのは6年後の今年3月。運転士さんに訊くと新しいコンクリートが見えたら復旧工事の跡だとのこと。運転士さんがタブレットを受け取っていた。家城~伊勢奥津間は列車交換はないはずだ。
08:25、伊勢奥津行が出発。上り坂が続き、何度も雲出川を渡る。
名松線開通は1935年(昭和10年)なのでこの様な古いトンネルが残っている。
ファイアバレイウォーターパーク、朝早いから人の気配が無い。
また雲出川を渡る。橋脚が古いのが分かる。
08:59伊勢奥津に到着。
終端駅らしい風景だ。
折り返すまでに36分あるので駅前をウロウロする。まず駅入り口。
駅前。長閑だ。
列車止めの横に蒸気機関車時代の給水塔があった。
これが終端駅の風景だ、
駅の隣に津市伊勢奥津駅前観光案内交流施設というのがあった。
こんなものが飾ってあった。
朝4時に起きてから5時間何も口にしていないので空腹である。美味しそうな弁当を買った。早速列車に戻り食べる。
清流で育ったアマゴを炊き込んだご飯。470円。
超美味しかった。が量が上品過ぎる(少ない)。
09:35松阪に向けて出発。
家城で伊勢奥津行と交換。朝とは逆の並び方になっている。
10:41 一志で下車。
一志の駅舎。
歩いて5分程で近鉄線川合高岡。切符自販機が無い。
すぐに伊勢神戸行が来た、特急がすれ違っている。
10:49発に乗って車内で車掌さんから490円の切符を買う。
東青山で特急に追い抜かれる。
11:25伊賀神戸に着いて伊賀鉄道に乗り換える。410円の切符を買う。
伊賀鉄道には忍者の飾りがいっぱいある。
伊賀上野行が来た。・・・と思ったら11:35発の上野市行だった。
車窓。一斉にサギが飛び立った。
猪田道駅で列車交換。
古い煉瓦造の跨線橋。
12時頃上野市に到着。
200系忍者電車がいた。ピンクで綺麗だね。
次の伊賀上野行まで45分ある。とりあえず外に出てみる。駅舎。
9時過ぎに小さな「アマゴご飯」を食べたけど、結構チョロチョロしてお腹が減ってきたので、駅スタッフに聞いたうどん屋に行ってみた。あらあら、お休み。ガッカリ。
駅横の喫茶店、ランチしか無いけど時間がかかると言われてアウト。駅に戻ってひたすら待つ。気温は30度を超えている。
ホームから見える車庫に忍者列車の別色がいる。
12:46発の伊賀上野行が来た。こちらも忍者列車。
車内も凝っている。忍者が網棚に。
ドアもこんな風。
伊賀上野に12:55到着。
JR関西本線の亀山行まで20分以上あるので空腹を抱えて外に出てみるが店が何もない。駅舎を撮る。
跨線橋から加茂方面を望む。一番左、草の中から現れているのが伊賀鉄道。
13:38、柘植に着く。
ここも洗った様に飲食店が無い!
明治23年(1890年)開業時のランプ小屋。煉瓦造。
草津線、緑の電車で貴生川に14:19着。
ここから14:24発の信楽高原鉄道信楽行に乗る。
信楽高原鉄道の車両。2015年に導入されたSKR400形だ。腹ペコだけどついているかな?
25年前悲惨な正面衝突事故があった小野谷信号場。
貴生川を出て一つ目の紫香楽宮跡駅までの山越えが路線の半分を占めている。
新名神高速道路の下をくぐる。
やっと紫香楽宮跡。
雲井。
勅旨。しかし何となく雅やかな駅名が並ぶ。
玉桂寺前。
信楽に14:49着。5分後に折り返すので慌てて、ここまでの切符と帰路の切符を買っていて(窓口に時間のかかるご老体がいてヒヤヒヤもんだった!)、駅舎も駅名標も撮影する時間が無かった!うっひゃあ!
15:17、貴生川に戻り、今度は近江鉄道で米原に向かう。もう空腹は限度を超えて気持ちが悪い。(笑)しかし、青春18きっぷの旅は何故斯くもハラが減るのか?というかここまで読んでいただけば、道中で食べる機会が無いことがお分かりいただけるだろう。
近江鉄道の駅に移動すると、創立120周年記念で今年6月に登場した「赤電」が待っていた。うーん天気も回復したし、やっぱりついているのか?
この車両は昭和42年(1967年)に当時の西武所沢工場で製造された時の塗色に仕立てられている。
15:27、米原に向けて出発。無闇に草ボウボウの線路に進んでいくのでちょっとドキドキ。
近江鉄道は自転車の持ち込みがOKだ。
この自転車の後ろにも1台あるのだけれど、見えないかな。
日野駅で列車交換。あちらは二代目の100系。
彦根でしばらく停車。ここには近江鉄道の車両がいっぱい。
100%親会社が西武だけど、レオ・マークの付いたままの車両。
こちらも西武マーク付。
米原に近づく。
17:07、ようやく米原に到着。800系が待っている。
近江鉄道の運転士さんは忙しい。ワンマンだから、運転し、ドアを開け、切符を受け取り、ドアを閉め、運転する。この運転士さんは貴生川から休まず100分間、正確に素早くこれを繰り返した。降りる時に思わず「お疲れ様でした」と声をかけてしまった。
というわけで8時間ぶりに食べました。肉うどん550円。至福。
この後駅近くのホテルに投宿。周囲に飲食店が2軒しかない。うーむ。
明日は中国に転進、若桜鉄道と水島臨海鉄道に乗る。