トップ画像は山陽網干駅まで乗って来た車両。

複線化用の敷地が続きます。ここも真っ直ぐ。

1,7kmで終点、山陽網干駅です。

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頭端式島式ホーム1面2線です。

乗り場番号が付いています。2番ホームに入線します。お客さんが待っていますね。

駅名標。1941年(昭和16年)網干線の終着駅として開業。電鉄網干駅でしたが、1991年(平成3年)に山陽網干駅に改称されています。時間はもうすぐ午前9時半。

頭端式ホームの先がそのままスロープで改札、駅舎出入口につながっています。正にウナギの寝床。阪神なんば線の開業によって、この駅から近鉄奈良駅、近鉄名古屋駅、賢島駅までレールは繋がっています。このネットワークの西の端に位置する駅です。しかし近鉄車両が乗り入れるのは神戸三宮駅までです。そのためか連絡乗車券は阪神梅田駅、大阪難波駅までしか販売されていません。

駅舎と同じ建物の手前にはホットモット(お弁当屋さん)が入店しています。

もちろん山陽電車で飾磨駅に戻ります。2016年(平成28年)に走り始めた最新の山陽電車6000系電車です。老朽化の進む3000系を置き換えています。基本は3両編成。ワンマン運転対応なので網干線でも運転されます。2019年2月時点で3両編成が10本(30両)が在籍。今後も3000系の置き換えで年間2〜3編成が増備される予定です。

6000系のクリーンな車内。

この後、飾磨駅までは前面展望が撮れませんでした。当初は前方を狙ってカメラを構えていたのですが山陽電車職員の方がカメラ前に立ってしまいました。ワンマン運転なので車掌さんでしょうか。振り返ってカメラで前方を撮るのを諦めた筆者を見てニヤニヤされていましたので明らかに鉄道ファンとかその類が嫌いなのでしょう。6000系の右側は座席なのでそちらに坐ってカメラを前に向けたら今度は右側に移動されました。(笑)

当たり前ですが鉄道会社さんの業務が100%優先ですから、常にお仕事の邪魔はしない様に撮影をさせていただきます。ただしこの場合、意識的に眼の前に立たれた方は業務とは思えませんでした。運転士研修などの場合は腕章をされていることが多いです。この方は手ぶらで終始運転士さんと世間話をされていました。当方はあくまでも勝手に写真を撮らせていただいている乗客です。

長年勝手に前面展望を撮らせていただいていますが、意識的に眼の前に立たれたのはこの方が最初で最後でした。

全く別の機会にですが、たまたま列車交換で時間があって、ホームで立ち話をしたJR西日本の運転士さんに「カメラが気になりますか?」と尋ねたことがあります。「オートフォーカスの点滅に暗いとタマに気付くことがあるよ」「でもお金払って乗っているお客さんが好きで撮ってるのだろうから、運転に支障のない範囲のコトは気にしない」と言ってました。ありがたいことです。

飾磨駅への復路、飾磨車庫を撮りました。

さて、次回【私鉄に乗ろう93】山陽電車 その7 からは本線を飾磨駅から神戸方面に向かいます。

(写真・記事/住田至朗)