播磨臨海工業地帯という風景【私鉄に乗ろう93】山陽電車 その12

2019.09.18

加古川橋梁(413m)を渡ります。ここにもまた黄色い標識「ここから」「× 止まるな!」「× 止まるな!」「○ クリア」があります。観光列車などがしばしば行う「鉄橋の上で停まるサービス」をするワケではないでしょう!(笑)

加古川、下流側を見ています。遠くに煙突が列び、播磨臨海工業地帯という風景ですね。

県道19号線の跨線橋があって、その先に尾上の松駅。高砂駅から1.8km。駅の南(右)側に保線区があります。

保線区の奥に見えているのは駅ではなくて老人ホームです。

ホーム上に保線員でしょうか? ガードマンかな? なにか工事でもしているのでしょうか?

駅名標。1923年(大正12年)神戸姫路電気鉄道開業時に設置。1933年(昭和8年)山陽電鉄の駅になりました。1965年(昭和40年)姫路側に300m移設されました。駅の南東にある尾上神社に「相生の松」があって、これが駅名の元になったそうです。駅近くのお寺鶴林寺が副称に付いています。また駅の南1kmほどの場所に旧日本帝国陸軍の加古川飛行場があって大阪エリア防空の拠点でした。戦争末期には特攻出撃も行われました。飛行場前にあった旅館には特攻出撃した隊員たちの残した遺書や慰霊碑がありましたが廃業したため現在は鶴林寺に保存されています。

1984年(昭和59年)に廃止されるまで旧国鉄高砂線が南側を並走していました。その高砂線を越えるために山陽電車は駅から東側は、高砂線の尾上駅跡の先まで築堤の上を走っています。ちょうど写真の道路を渡り鉄橋の下で高砂線と交差していたのだと思います。

築堤を降りて地上を走ります。右(北)側50m程に長田寺があってその敷地内に尾上溝居跡があります。何だろうと調べてみたら、戦国時代以前に築城されたお城の跡です。築城、廃城などのは未詳の様ですが、ちょっと歴史に思いを馳せるのも悪くないですね。高砂にも高砂城があった様ですし、城郭ファンには散歩好適地帯でしょうか。

県道386号線の跨線橋をくぐって、下り列車とすれ違います。

1.4kmで浜の宮駅。バリアフリー化でエレベーターも設置された大きな跨線橋が手前にあります。

山陽電車はなかなか乗り甲斐があります。次の浜の宮駅から終点の西代駅までは34.1km。本線距離50.9kmですから、まだまだ距離で67%を残しています。うっひゃ〜、先は長い!

【私鉄に乗ろう93】山陽電車 その13 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)

TAGS 山陽電鉄


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