上の写真と下の写真、実は同じ人。

この人は、「お腹ポッコリ体型は人生半分を捨ててる」「内臓脂肪を減らし、スリムで若々しい身体を手に入れれば、人生は驚くほど楽しくなる」が持論の池谷敏郎医師。

池谷医師は3月7日、著書「50歳を過ぎても体脂肪率10%の名医が教える内臓脂肪を落とす最強メソッド」(東洋経済新報社)の出版直前講演に登壇。

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著書名にある内臓脂肪をテーマに、内臓脂肪が引き起こすさまざまな病、内臓脂肪を落とすポイント、内臓脂肪を燃やすかんたんエクササイズなどについて教えてくれた。

2枚めの写真は、内臓脂肪がたまるとどんな病へとつながるかを示した絵。

動脈硬化症、心筋梗塞、脳卒中、メタボ、糖尿病、高血圧、睡眠時無呼吸症候群、痛風、脂肪肝、がん、月経異常、変形性膝関節症、慢性肝臓病……内臓脂肪がたまるとこうしたいろいろな病へと直結すると。

逆にいうと、内臓脂肪を減らすとこれだけある病のリスクを回避できる、とも。そして……。

ごはん麺パンいもフルーツ減らして、不幸の元凶を断て!

さらに注目するのは、日本人の平均寿命と健康寿命の実差10年。

心筋梗塞や脳卒中を患っても、そのなかの8~9割が、重度の麻痺や認知症をかかえながら生存する。つまり、介護が必要な患者になり、自分はもちろん、家族やサポートする人たちにも負担がかかる。

そんな“不幸の元凶”ともいえる内臓脂肪を減らしていくには、「まず目標を持つ」と池谷医師。

「生活習慣病を改善し、健康寿命を伸ばす。そして若々しく健康的になって、高感度を高める。おしゃれにも意識する。下心があってもいい、目先のモチベーションを高めてとにかくやせてみる」(池谷医師)

で、ダイエットのポイント! 池谷医師は、糖質をおさえる大前提として「まず炭水化物を半分にする。ごはん、麺類、パン、いも、フルーツをぐっと減らす。“ごはん麺パンいもフルーツ”、これを減らす」という。さらに…。

茶カテキンや池谷式プチ筋トレ&ゾンビ体操!

池谷医師は、自分のお腹まわりについた内臓脂肪を落とすべく、まず朝食を変えた。

「りんご、にんじん、レモンをミキサーしたジュースを一杯。朝はそれだけ」

「タンパク質は黒豆や大豆などで。冬は大豆のトマトスープもいい」(池谷医師)

炭水化物と朝食を変えることで体脂肪率は11.7%まで減ったらしい。

ただそこからはなかなか落ちにくくなった。

そこで、さらにスポーツ飲料から茶カテキンが入ってる飲料に変えて一か月続ける「茶カテキンチャレンジ」にトライしたら……。

なんと! 体脂肪率が11.7%から10.6%にまで減ったとか。

―――なるほど。池谷式の食改造はわかった。次はエクササイズだ。池谷式かんたんエクササイズは、上のTwitter動画をみてみて。

自宅で入浴前に10分でできるエクササイズ、池谷式「プチ筋トレ&ゾンビ体操」。

よーし。これならできる! やる! やってやる! 変われる!って思い込ませて、池谷式で、本気で内臓脂肪を落としてみせる。