レールの錆び加減を見て分かる様に【私鉄に乗ろう95】箱根登山鉄道 その12

2019.10.26

彫刻の森駅を出発。後方展望です。左には早川対岸の山が見えています。

彫刻の森駅舎は道路(県道723号線)に沿っています。

有名な高級旅館の入口は箱根登山鉄道の踏切。

もうすぐ終点の強羅駅ですが、20パーミル。

踏切を越えて、

右の1番ホームは、レールの錆び加減を見て分かる様にあまり使われません。箱根登山鉄道のホームページでは降車ホームと案内されています。左に側線が分岐しています。

奥の2番線に到着、列車はとにかくスゴク混雑していました。ほとんどの乗客がケーブルカーに乗換えます。ケーブルカーは2番ホームに突き刺さる様な角度、T字でホームがあります。ケーブルカー乗り換え口からホームまで人が溢れていて、とても前面展望を撮れるポジションが確保できそうにないので、ケーブルカー乗車は諦めていったん駅を出ることにします。

その前に駅名標。1919年(大正8年)開業。1921年(大正10年)にはケーブルカーの駅も開業しました。標高は541m。箱根湯本から8.9kmで445mを登ってきたので平均しても50パーミルという勾配です。

強羅駅正面。山小屋風です。何度も来ていますが、そのままケーブルカーに乗り換えてしまうことがほとんどだったので、あらためて下車してゆっくり駅舎を眺めたのは初めてかもしれません。

踏切に行きました。箱根湯本から乗って来た3000形アレグラ号が折り返して箱根湯本に向かって出発します。この大きな前面ガラスから「後方展望」を撮ってきたのです。何故ワイパーの拭き残しが写ったかと言うと、最前面に座席は無く、立って前面展望・後方展望を撮っていたからです。上り電車は空いていますが、混んでいたので中腰になることも周囲に迷惑をかけそうだったのです。

踏切から見た強羅駅。手前左が降車ホームの1番線、奥に2番線ホームがあって、その横に直角でケーブルカー駅ホームがあります。

空を見れば暗雲が出てきたのがわかります。実は帰路で雨が降ってきました。ほとんど写真を撮り終えていたのでホッとしました。一服したので次発のケーブルカー、正確には「箱根登山鉄道鋼索線」に乗ります。2016年(平成28年)に友人たちと「温泉宿で一杯飲もうぜ」という企画で箱根に来て以来のケーブルカーです。この時は霧が濃くてロープウェイからは何も見えませんでした。芦ノ湖の遊覧船も運航中止。今日は早雲山駅まで行って引き返してきます。

その時の桃源台で霧の芦ノ湖に浮かぶ遊覧船の写真をオマケにどうぞ。

※2016年9月撮影

では【私鉄に乗ろう95】箱根登山鉄道 その13 に続きます。

追記:

このコラムは、2019年9月に書かれたものです。御存知の様に、2019年10月12日に関東から東北に上陸した大型で強力な台風19号は、関東甲信越と東北地方に甚大な災害をもたらしました。台風によって亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。被災された皆様にお見舞い申し上げます。

また台風19号は箱根登山鉄道にも甚大な被害をもたらしました。箱根周辺では、1,000ミリを越える前代未聞の雨量が記録されたのです。ニュース映像などを見る限りでは路盤や橋梁などの被害は凄まじい状態です。長い歴史と風雪に耐えてきた箱根登山鉄道が箱根湯本駅と強羅駅間で運休という事態になっています。現在は代行バスが運行されています。

被害に遭われた箱根登山鉄道にお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧を心からお祈りいたします。

また復旧などの情報も随時。お知らせいたします。

(写真・記事/住田至朗)


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