トップ画像、常澄駅での交換列車は「いきいき茨城ゆめ大会2019」のラッピング列車です。この「いきいき茨城ゆめ大会2019」の第19回全国障害者スポーツ大会(10/12〜10/14)は2019年10月12日(土)に関東から東北に上陸、縦断した超大型台風19号の影響で全日程が中止になってしまった様です。

駅名標。駅周辺は思いっきり見渡す限り農地です。少し西(左)側には茨城県立産業技術短期大学校と茨城県立水戸高等特別支援学校、水戸市役所市民センター下大野の公的な施設があります。

常澄という地名は、1955年(昭和30年)下大野村、稲荷村、大場村が合併して新たに発足した常澄村に由来します。人口1万人という巨大な村でした。ただし村の面積も広大なので1平方キロあたりの人口は約350人と、同じ面積あたり1,000人を越えていた水戸市、勝田市、那珂湊市などに比べれば人口密度が低い農村地帯でした。米作りが盛んです。1992年(平成4年)水戸市に編入されて消滅しました。しかし、こうして駅名として保存されているのです。中学校にも水戸市立常澄中学校として記憶されています。

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それとは別に、常澄村に合併された大野村は、東大野、中大野、下大野町などとして地名に残されていますが「圷(あくつ)大野」という珍しい字を使った地名にもなっています。圷(あくつ)とは川沿いの低湿地を意味する字で塙(はなわ=小高くなっている土地)の対義語です。学生時代にこの名字の友人がいたので読めましたが、なかなか珍しい名前です。茨城県に多い名字だと言っていました。

高架線ホーム。下り列車の「いきいき茨城ゆめ大会2019」のラッピングが部分的に見えます。

ずーっと高架線です。

ホントに農耕地帯です。

水戸市街地が見えてきました。高架線の右下、農業用の水路でしょうか。

ホントに画像を明るく加工しないと分からないのですが、スラブ軌道になっています。

駅の手前で再びバラスト軌道に戻って

4.5kmで東水戸駅。島式ホームの高架駅。

駅名標。次は終点の水戸駅。周囲に住宅が増えてきました。

ホーム。実は金曜日の15時ちょっと前だったのですが、2019年1月4日、まだお正月で水戸へのお買い物?子連れの若いご夫婦や若い方が大量に乗ってきました。水戸駅まではほぼ満員状態でした。

ほぼ一年前のお正月に乗りに来たのでした。那珂川まで500-600mという場所なので、この辺りも昨年10月の台風19号で被災したかもしれませんね。

では終点水戸に向かって進行します。【私鉄に乗ろう97】鹿島臨海鉄道大洗鹿島線 その15 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)