4月2日ですが、雪国みたい【私鉄に乗ろう98】三陸鉄道リアス線 その20

2020.01.24

豊間根駅を出ると左から線路が寄ってきました。ポイントは横取り装置だった様に覚えています。相対式ホームの痕跡の外側、駅の西側にバラストが積まれていたり保線車両などが駐められていました。

荒川川という不思議な名前の川を渡ります。下流(右・東側)で津軽石川に流れ込んでいます。

国道45号線と並走。久慈まで107km、宮古までは14kmです。流石に青森までは266kmとあります。この辺りまでが豊間根集落の北端。この先は再び人家のほとんどない山間部になります。

ここから宮古市です。右(東)側150mほどを津軽石川が流れています。

写真

新しい駅予告票があります。豊間根駅から4.1kmで払川駅。駅の手前で七田川を渡ります。

2019年3月の三陸鉄道リアス線移管と共に開業した新しい駅です。旧JR山田線から三陸鉄道リアス線に移管してこの駅と八木沢・宮古短大駅が新設されました。

駅名標。駅周辺が東日本大震災の津波被害を受けなかったことから被災者の移住が多く、宮古市内との公共交通機関の必要性を考慮して新しく設置されました。旧山田線区間の駅に付けられている愛称は公募で選ばれていますが、この駅は「新たな希望」。とても切実です。駅の東を流れる川は、豊間根川と荒川川が合流した津軽石川。不思議なコトに岩手県には払川という川はありません。駅の周辺にも払川という地名はみあたりません。どこからこの駅名がつけられたのか、謎です。

ホームと駅舎(待合室)。震災後72世帯155人の住民が増えたとのことです。宮古市は駅利用者を1日あたり100人程度と見込んでいます。

4月2日ですが、春の気配は感じられません。雪国です。

2.1kmで津軽石駅。新しい跨線橋が目立ちます。

この駅では、東日本大震災の津波で停車中のキハ100系列車2両が流されて脱線しました。海の気配を感じませんが、北に800mほどで宮古湾の最奥部、津軽石川の河口があります。ホームも駅舎も新しくなっています。手前頭上の跨線橋も新しく作られたものです。

JR山田線時代に通っていますが、残念ながら写真を撮っていませんでした。その時は東日本大震災など予想もしていなかったのです。

では、【私鉄に乗ろう98】三陸鉄道リアス線その21 に続きます。

付記:2019年11月28日(木)からこの津軽石駅から宮古駅間9.2kmの復旧工事が完了して運行が再開されました。よかった、三陸鉄道さん、住民の皆様、おめでとうございます。

(写真・記事/住田至朗)


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