新幹線の車内清掃は匠の技!JR東海「新幹線なるほど発見デー」でパーサーなどの業務を体験
お次は「早ワザ!ピカピカ!新幹線車内清掃体験」へ。普段私たちが新幹線を利用する際、乗客が降車した直後に清掃員さんがやってきて、続々と車内に入っていきますよね。東京駅などでよく見かける光景ですが、この限られた時間の中で、車内ではどんな清掃作業が行われているか見学し、実際に体験することができます。
手にしているのは先の曲がった緑のモップ。こちらを滑らせながら移動することで荷物台を綺麗にします。モップ清掃が終わった後は鏡を使います。荷物台は高い場所にあり、直接目で確認することができないので鏡を使って物が残っていないかチェックします。
シートを回転し、カバーを外す・付けるの早ワザも実演してくれました。まるで嵐が過ぎ去るように、驚くほど早い!これぞ匠の技ですね。。
カバーを取り付けた後は、「魔法のほうき」で座席を清掃します。どこが魔法かというと、お客様がこぼしてしまったお茶などの水分に反応して、ピーッと音が出るように作られているんです。
こちらは私も体験させて頂きました。簡単に掃除しているように見えて、これがなかなか難しい。。力を入れながらゴミを取り除かなければならないので結構な重労働です。
これら全ての作業を10分間で完璧に終えなければならないそう。定時運行で気持ち良く新幹線が利用できているのは清掃員さんたちの尽力のおかげだと改めて実感できました。新幹線から降車する際は、なるべくゴミを残していかないよう心掛けなければなりませんね。
車内清掃を見学した後は、同じく車内で業務されるパーサーさんのお仕事体験へ。“パーサー”とは走行時にワゴンを押して車内販売を行ったり、グリーン車でサービスを提供する客室乗務員のこと。
子どもたちが実際に体験している様子を見学させて頂きました。ワゴン販売のコツは、お客様とアイコンタクトを取りながらゆっくり進むこと。そしてお客様に声を掛けられた時は「はい、ありがとうございます。」と笑顔で元気よく返事をすることです。
なんと、このワゴンの重量は成人男性ぐらいの重さがあるそう。女性1人で動かすにはなかなかの重量ですね。
子どもたちも実践!親御さんをお客様と見立て接客します。照れながらも可愛らしい笑顔で接客できていました。スカーフを巻いた制服姿がとてもお似合いですね。
つづく。。
(記事:柏原美紀、写真:神森沙織)