トップ画像は北品川駅に入る上り品川行普通列車。京急1000形電車。2次車4両編成、2003年(平成15年)製造、2018年(平成30年)機器更新。

突然ですが、京急の車両構成を京急さんのホームページから引用します。

全742両の中で最大派閥は新1000形です。

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ステンレス車体:4両編成×14/56両 6両編成×16/96両 8両編成×18/144両 合計296両

アルミ車体:4両編成×12/48両 8両編成×9/72両 合計120両

トータル416両は、全体の約56%を占めています。半分以上が新1000形なのです。

次に多いのが前面デザインの異なる1500形。

界磁チョッパ:4両編成×7/28両

VVVF:6両編成×15/90両 8両編成×5/40両 合計120両

合わせて158両と全体の約21%。

言い換えれば、1500形以外はほぼ同じ「顔」なので79%は同じ風貌の車両を見かける確率になります。ただし相互乗入れしている都営地下鉄、京成、北総の車両が含まれていないので、あくまでも京急車両の中での割合です。

新1000形と同じ「顔」の2100形は8両編成×10/80両。

600形:4両編成×6/24両 8両編成×8/64両 合わせて88両です。

トップ画像に登場する京急電車の割合が必ずしも上記とは比例しませんが、京急線を走る電車の全体像が何となくイメージできると思います。

坂本龍馬像の反対側には立会川を渡る弁天橋が架かっています。

昭和6年(1931年)の竣工(竣功と書いてあります)。90年近くこの場所にあって街の変化を見てきたのですね。

下を流れる立会川には水鳥が群れていました。

調べたらオオバンという水鳥。ツル目クイナ科オオバン属。どこにでも居そうですが実はレッドリスト掲載種。埼玉県では絶滅寸前、栃木県、千葉県、大分県でも危急種という貴重な鳥の様です。

弁天橋から京急線高架の方を見ます。

龍馬像の置かれている北浜川児童遊園に行ってみました。二十歳の龍馬さんを後から。この辺りに土佐藩下屋敷があったということです。

公園の北側に仲町稲荷神社があります。元は北浜川鎮守の諏訪神社の境内にあった摂社です。しかし、諏訪神社が天祖神社に合祀され移転し稲荷神社がこの場所に残された様です。

小さな稲荷神社ですが朱の鳥居が綺麗です。

何故か、ネコが見張るかの様に番をしていました。

駅出入口に戻って反対側の第一京浜の方に行ってみます。複数のおまわりさんが警備していました。何かあったのかな。

第一京浜の向こうにも立会川西商店街がありましたが、ほとんどが居酒屋系の飲食街の様で、明るい時間帯だったので足を踏み込みませんでした。

駅出入口の正面も橋になっています。その先は駐輪場です。

この橋に名前がなかったので「ボラちゃん橋」になったと書いてあります。2003年(平成15年)大量のボラが海から立会川に上ってきてテレビのニュースなどでも大きく取り上げられていたのは記憶しています。ボラと言えば筆者はカラスミが好物ですが、滅多に口に入らない・・・ですね。

カラスミを想像して生唾を飲み込みながら次の駅に向かいます。

【駅ぶら03】京浜急行13 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)